寺家から三ッ池公園へ。
「三ッ池公園、野鳥」で脳内検索すると、2002年の冬にクビワキンクロが観察された場所とトラツグミが割と観察できる場所(最近は分からない)とが出てくる。
魅力的ではあるがクビワキンクロの越冬も後日聞いた話であり、トラツグミも観察済みだったので、実は今回が初訪問。
三ツ池北門に到着するも駐車場が一杯で道路沿いに駐車待ちの車の列が見える。
しまった!入れないか!
正門の駐車場に移動するも、こちらも満車で焦ったが10分ぐらい待って何とか駐車できた。
刻一刻と夕暮れが近づく中でのスタート。
公園内は土曜日なので家族連れを中心に利用者が多い。
ちょっと落ち着いて探鳥するという雰囲気ではないが、カモ観察なので水面に集中して探索する。
水面中央にホシハジロ雌の姿を発見して、まずは一段落。
周りでは2羽のカイツブリが盛んに潜水漁をしている。
奥の方に目を向けるとキンクロハジロの群れを発見!
群れにクビワキンクロが混じっていないか?じっくりとチェックをするも残念ながら見当たらない。
というのも2002年に観察されただけでなく、今シーズン新横浜公園でクビワキンクロ雌幼鳥が観察されたのだが、新横浜公園で確認される前は三ツ池にいたという話を聞いていたのである。
珍鳥クビワキンクロとなぜか縁のある三ッ池公園、今後も注視していきたい。
キンクロハジロの群れは50羽前後で、雄の方が多いようだ。
キンクロハジロの換羽によるものだろう水面に白い羽毛があちこちに浮いている。
ほとんどのオスは脇羽に薄い褐色斑があるも繁殖羽へ完成間際といった感じ。
後もう少しで繁殖羽
キンクロハジロは時々ビックリするぐらい翼を水面に打ち着けてバシャバシャしたり、下腹を見せて羽繕いをしている。
シンクロ?
同行者がキンクロハジロの幼鳥を見つけたので下腹の様子に注意して観察する。
キンクロハジロ雌幼鳥 上陸すると下腹の模様が成鳥とは異なることが分かる。
そばにいる小さい子供がキンクロハジロのことをカモメちゃんと呼ぶ度にニヤニヤしてしまった。
下の池に移動する。
ここではカルガモを多く観察したが、ペア?なのか2羽での行動が目に付いた。
夕暮れが近づいて来たので、観察を切り上げる。
今回ようやく探鳥することができ、三ッ池公園の様子を知ることができた。
週末は利用者が多いので、駐車も含めて快適な探鳥をするならば、早い時間帯がよいと思った。
ところで12月8日早朝に九州探鳥に向かう長崎行きの飛行機から横浜市内を見る機会があった。
水鳥の気持ちになって、どこに降りたら安全かという目線で見ると、横浜市北部なら三ッ池公園と新横浜公園の池が目についた。
北から飛来して来たカモにも同じように見えるのだろう。
ちなみに横浜以外だとやはり相模川や酒匂川流域は広々として降りて休憩したくなる場所に思えた。
こういう場所がガンやツルなど警戒心がより強い野鳥の飛来地になっているのもうなずけた。
次回は三ツ池公園のキンクロハジロ特集!
見聞きした野鳥(観察順)
ホシハジロ
カイツブリ
キンクロハジロ
カルガモ
ヒヨドリ
ムクドリ
スズメ
計7種