新横浜公園から舞岡公園に向かう前に、恩田川流域の田んぼに立ち寄った。
先日羽村堰でノビタキを観察したので、横浜市内でもノビタキが来ている頃ではないかと思ったからだ。
恩田川は簡単にいうと横浜線に沿って流れている鶴見川の支流であり、私のガンカモ調査地でもある。
恩田川流域は横浜市内でも田んぼが残っている貴重なエリアで、シギチドリの渡りの時期に水が張っているなどの条件が合えば、いろいろなシギチドリが観察できそうである。
現地の田んぼでは稲の刈り入れが終わり、稲が干されていたり、藁が田んぼに積み上げられている光景があちこちで見られ、ノビタキがいますオーラが漂っている。
ノビタキ観察の環境と条件は整った!後は見つけるだけ!なのだが、5人で探しても見つからない。
何度もノビタキ探索を繰り返す度にだんだんテンションが下がり始めて、まだ早いのかな?という都合の良い言葉を発して気持ちよく退散する間際、同行者EさんとMさんが同時に「いた!いた!」と叫んだ。
田んぼに積まれた藁の上にノビタキが止まっているのを確認。
このノビタキ、下の画像からは確かに初列雨覆の白斑が見えるが、先端が幅広い白斑とまではいえないような気がするので幼鳥ではなく成鳥か。
成鳥としたら顔の黒みが薄いので雌と思われる。もし幼鳥なら雄雌の判断は難しい。
動画
横浜バーダーとしては横浜でノビタキを観察できたことが格別の喜びだ。
この勢いで舞岡公園で秋の渡りの小鳥達を観察しに行こう!
続きは次回。
※最後に、普段の探鳥や調査では恩田川流域を徒歩や自転車で回っていますが、今回は初めて車で探鳥しました。
道の分かりにくさ、道の狭さ、通行止め等により、普段のイメージで回ることができず、移動に時間を要してしまい、直観によるピンポイント探鳥となってしまいました。
横浜線の沿線の各駅から10分以内に恩田川にたどり着けると思いますので、徒歩での探鳥をお勧めします。
見聞きした野鳥(観察順)
ハクセキレイ
スズメ
ムクドリ
ハシボソガラス
モズ
イソシギ
ノビタキ
計7種