探鳥記 2017.10.8 新横浜公園 7:50~10:30 晴れ

前夜、鳥仲間から新横浜公園で偶然メジロガモを発見したとの一報が入った!

基本的にメジロガモは日本では繁殖・越冬をしないカモで迷鳥とされている。

メジロガモが一日で飛び去ってしまう可能性もあるので、現地に急いで向かった。


メジロガモが飛来した公園内の池の様子

現地に到着するとすぐにあの特徴のある白いお尻が目に付き、顔を観察すると白い虹彩をしているのでメジロガモ雄と確認した。ちなみに雌の虹彩は褐色である。

メジロガモ

到着当初はメジロガモホシハジロの小群と一緒に休憩と採餌を繰り返していた。


左)ホシハジロ45.5㎝ 右)メジロガモ41㎝ 見た目もメジロガモの方が小さく見えた。


手前)メジロガモ41㎝  奥)オオバン39㎝ この画像からだとメジロガモの方が小さく見える!

しばらくするとメジロガモはくちばしを背中に入れて休んだりする動作も増え、草原の奥に入って姿が見えなくなることもあった。

この頃、観察中にカラスにモビングされているオオタカ幼鳥が出現(ここをクリック)して観察中の空気を変えてくれた。

30分ぐらい経っただろうかメジロガモが再度登場。

先ほどよりも広い範囲を動き回って採餌するようになった。


採餌中のメジロガモ

動画


メジロガモの採餌の様子。白いお尻が目立つ!
0:02ホシハジロ、0:35ホシハジロ、0:51ヒドリガモ、0:56バンヒドリガモ3羽登場!

 

現場でヨシゴイシマアジもいるとの話を聞いて、探索開始!

ヨシゴイが隠れていそうな対岸のガマの草むらをスコープで入念にチェックする。

何度が誤報を流してしまったが、ようやくじっとして動かないヨシゴイを発見!

ヨシゴイに察知されたのか警戒心が強いのか数秒後には奥へ引っ込んでしまった。

その後も、奥に入ってから移動したのだろうヨシゴイは予想していない場所からチラッと出てきては引っ込む行動の繰り返しだった。

観察優先で撮影までの時間がなかったのが残念!

新横浜公園ではヨシゴイを2014.12.7に初めて観察しているので、今回で2回目となった。

横浜市内でヨシゴイが繁殖はおろか立ち寄る環境も少ないのでここは貴重な場所だ。

ヨシゴイの発見で盛り上がっていると鳥仲間がシマアジを見つけた。

ガマの生えている水際を出たり入ったりして、ヨシゴイ同様観察しづらい。

ようやくコガモと並んでいるところを観察できた。

並ぶと確かに顔の模様、そして全体の体色がシマアジのほうが褐色味があった。

一度だけ翼を広げてくれたのでチェックすると、翼鏡がほとんど目立ない灰褐色気味の上面だったので雌と判断した。

また、胸の模様が細かい斑なので幼鳥と判断した。


シマアジ雌幼鳥 Sさん撮影

これから冬を迎えて春先までこの辺りはカモ類、猛禽類、冬の小鳥など30種前後の野鳥を観察することができる。

冬の本格的な探鳥シーズン前にメジロガモヨシゴイシマアジを横浜で観察してしまった!

横浜探鳥、いよいよ本格始動の口火が切られた!鴨?

 

見聞きした野鳥(観察順)

モズ
ハクセキレイ
ムクドリ
オナガ
ヒヨドリ
オオバン
ホシハジロ
メジロガモ
バン
ヒドリガモ
アオサギ
コガモ
オオタカ幼鳥
ハシボソガラス
ダイサギ
カワセミ
カワウ
ヨシゴイ
シマアジ雌

計19種 目撃談:トビ、ヒメアマツバメ

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