今回の特集は新横浜公園の自称横長池付近で今季観察機会が多いチョウゲンボウです。
成鳥雌と幼鳥(雄雌の識別は簡単ではありません)は非常に似ているので現場では、雌タイプと呼んでいました。
どっちでも良いでしょ!という声が聞こえてきそうですが、今回撮影した画像を分析してみました。
この画像から上尾筒部分が灰色でないため幼鳥と思います。雄成鳥は上尾筒部分が無斑の青灰色で、雌成鳥は上尾筒部分が青灰色に黒い横斑があります。ちなみに文一総合出版の「新訂ワシタカ類飛翔ハンドブック」のP78の上段には、1月に撮影された幼鳥で上尾筒部分と頭部が青灰色となっている個体が撮影されており、この個体は第1回冬羽の雄と識別されています。もう少し時期が経過すれば、幼鳥の雄雌の識別がもっと簡単になるかと思います。今後もこの個体を注視していきたいと思います。