探鳥記 2017.5.14 富士山③ スバルライン終点付近 10:10~13:00 晴れ

 

スバルラインで終点の5合目(標高約2300m)まで来た。

終点付近で探鳥をスタート。

目的は亜高山帯にいる野鳥だ。

外国人観光客でにぎわっている終点付近から少し離れると、さっそくメボソムシクイルリビタキの声や姿を見聞きする。

ルリビタキは冬の間も横浜の都市公園でずいぶん見ているが、メボソムシクイは久々の再会だ。

メボソムシクイの「ジュリジュリジュリジュリ」という寂しそうな鳴き声は、亜高山帯のヒンヤリとした空気とマッチして好きな野鳥である。

深入りしない程度に周辺の登山道を下って針葉樹林の様子を見に行くことにする。

途中見晴らしの良い場所でホシガラスが横切るのを一瞬観察する。

あらかじめホシガラスの出現を意識しておけば、じっくり観察できたのに、反省反省。

徐々に下に降りて行き、針葉樹の広がる森の中に入る。

森の中ではミソサザイルリビタキヒガラキクイタダキの声がする。

そばにキクイタダキが近づいてきた。

キクイタダキはじっとしていることが少なく体も小さい(全長10㎝)ので、観察や撮影するのが難しい。

キクイタダキに続いて今度は同行者が遠くの針葉樹のてっぺんに止まるサメビタキを発見。

今回是非観察したかった鳥だ。

この付近で3年前、2年前とサメビタキを観察している。

針葉樹の高い場所を移動するのみで見やすい場所に来てくれない。

サメビタキ 2014.5.24 富士山にて

奥庭でも探鳥する予定なので、時間切れとなり道を引き返す。

先ほどのホシガラスを観察した地点を通ると、複雑で小さなさえずりが聞こえてきた。

声の主を探すと茶色の小鳥が小枝にいる。カヤクグリだ!

ん、何か見られているような、、、。
クラシックな雰囲気が漂う
主要な亜高山帯の野鳥をほぼ観察できて良かった。

次の探鳥場所である奥庭に向かう。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

メボソムシクイ
ルリビタキ
ホシガラス
ヒガラ
ハシボソガラス
ミソサザイ
キクイタダキ
サメビタキ
カヤクグリ

計9種

 

探鳥記 2017.5.14 富士山② スバルライン 8:00~9:45 晴れ

河口湖畔の森から近くのコンビニへ。

まさかこの時期にカイロを買うと思わなかった、しかも3つも!

カイロを両肩と腰に貼って、ようやく次に向かう探鳥地を考える余裕ができた。

当初は5合目付近の奥庭とその周辺を探鳥する予定だったが、この天気である。

河口湖から富士山が見えないくらい雲に覆われているので、上の様子が分からない。

迷いに迷った末に一か八かで5合目に突入することに決めた。

スバルラインの料金所から5合目までの間、せっかくなので合目ごとに駐車スペースがある場所を見つけては探鳥した。

標高により観察できる野鳥にどういう違いがあるのかを調べたかった。

見聞きした野鳥(観察順)

1合目
キビタキ、メボソムシクイ、ヒガラ、ミソサザイ、アオバト、アオゲラ

ミソサザイのさえずりが響き渡る

2合目
ルリビタキ、ツツドリ、ウグイス、コルリ

3合目
コゲラ、 クロツグミ、 アオゲラ、 ルリビタキ
※ルリビタキがいよいよ登場!

この辺りまでが雲の下。遠くからクロツグミの声が聞こえる

4合目
観察されず

雲の上に出た。遠く南アルプスを望む

5合目
ルリビタキ

ターミナルから頂上を望む

5合目のターミナル付近の森林帯で探鳥することにする。

次回に続く。

 

探鳥記 2017.5.14 富士山① 河口湖畔 4:00~6:30 晴れ

富士山夏鳥紀行も今回で3回目。

1回、2回と富士山の南から東南エリアでの探鳥だったので、今回は場所を変えて北から東のエリアでの探鳥となった。

まずは河口湖畔の森からスタート。

夜明け前に到着して朝のコーラスに備える。

コーラスの最初に鳴き始める鳥はなんだろうか?

今回もコルリか?それともアカハラか?

暗闇の中、第一声はキビタキだった。

続けて他のキビタキが負けじと後に続く。

しばらく鳴き合戦ののち、ヒガラセンダイムシクイ、そしてクロツグミの声がする。

幸運にも森の奥からフクロウの声も聞くことができた。

キビタキが間近でさえずっているので、録音する。

以下はその声。

コーラスが一段落したので、森の奥へと小道を進む。

今日の天気は曇りとなっているが、どんよりとした雲がたちこめており、森の中も視界があまり良くない。

気温も低いせいか野鳥の活動はいつもより不活発だ。

時々ポツリポツリと雨が当たる。

寒さなのか今日は常連のコルリの鳴き声さえも聞こえない。

そんな中でクロツグミ雌が水場で水浴びを始める。

以下はその動画。

しばらくするとクロツグミ雌が再度現れて、今度は多分ヒナのためにミミズを捕まえてくちばしにたくさんくわえて飛び去った。

以下はその画像。

クロツグミ雌がたくさんのサービスをしてくれたので、ひととき寒さを忘れさせてくれた!

天気が悪化してきている。

参加メンバーで緊急ミーティング?を開き、異論なく体を温めるためコンビニに向かった。

次はどこで探鳥するのか?

次回に続く?

 

見聞きした野鳥(観察順)

キビタキ
ヒガラ
センダイムシクイ
クロツグミ
フクロウ
イカル
コガラ
ウグイス
コゲラ
ハシブトガラス
キセキレイ
カワラヒワ
エナガ
ゴジュウカラ

計15種

 

野鳥 キビタキの鳴き声(マミジロ似)

この動画は2017.5.4に富士山麓で撮影したキビタキです。

マミジロ似のホイッスルのような鳴き声を出しながら、翼をバタつかせています。

この鳴き声と動作がどのような意味を持っているのか分かりません。

撮影時には周囲に他の雄も雌も確認できませんでした。

個人的見解としては縄張りを誇示しているような気がします。

数年前、5月下旬に神奈川県の二子山の大山林道の終点付近でキビタキマミジロ似の声を聴きました。

今回よりもっと似ていましたし、数分の間ずっと鳴いていました。

最初はマミジロの声にそっくりだと思ったのですが、春秋の渡りの移動中の観察ならともかく、繁殖期に平野部にはいないだろうと思いました(ちなみにマミジロは神奈川県ですと丹沢などの山地が繁殖地域です)。

半信半疑でようやく森の奥で鳴くキビタキを発見した時は謎が解けて嬉しかったです。

マミジロの動画も参考までに。改めて聞き比べると似て非なる声ですが。

 

参考までにキビタキの鳴き声(コジュケイ似)はここをクリック!

野鳥 ハマシギの採食行動

ハマシギの採餌を記録した動画です。

2017.5.7に横浜市の平潟湾で撮影しました。

腹黒バッチリの繁殖羽のハマシギスズガモキアシシギのそばを通り抜けて採餌しています。

両者の大きさ比較も注目です。

ハマシギは何を食べているのでしょうか。

ハマシギの採餌を観察していると夢中になって水の中や泥の表面をくちばしで突いたり着けている。

ハマシギに限らず小型のシギには、どうやら舌先に歯ブラシの毛のようなものがあり、この毛で藻類やバクテリアなどの微生物をからめ取っているそうだ。

この微生物と微生物が外部に放出する多糖類粘膜はバイオフィルムと呼ばれ、最近では小型のシギの主食と考えられているそうです。

こちらは確認画像です。

 

野鳥 キアシシギの水浴び&羽繕い&頭掻き

 キアシシギの水浴び&羽繕い&頭掻きを記録した動画です。

2017.5.7に横浜の平潟湾で撮影しました。

キアシシギの動作は1.5倍速でもしたように素早く落ち着きがない感じです。

いつもの行動なのか?

特別に羽根にかゆくなる虫でもいるのか?

近くにいるスズガモとの大きさ比較も注目です!

 

以下は確認画像です。

ん~、かゆい、かゆい、かゆい!
ボリボリボリボリ~!

 

何事もなかったようなすまし顔!

探鳥記 2017.5.7 平潟湾 10:30~12:00 晴れ

今シーズン、何とまだ横浜の三番瀬?平潟湾で春のシギチドリを観察していない!

最近は東京湾を中心に観察していたので、地元のシギチドリ観察をおろそかにしすぎた、反省!

渡りのピークは過ぎたと思うが、とりあえず平潟湾へ直行!

 

GW最終日なので、潮干狩りで混んでいると思ったが、それほどでもない。

さっそく、この時期の平潟湾を代表するキアシシギを発見。

1羽気が付くと次々とキアシシギが目に入って来る。

今年も相当数来ているようだ。

目の前で採餌していたり休んでいる個体だけでなく、遠く潮干狩りをしている方まで採餌している個体もいる。

もっと早く観察に来いよ!

次に常連のメダイチドリを探す。

いつもならチョコチョコ動きながらゴカイを採餌しているのをよく目撃するが、なかなか見つからない。

今日は違う餌場で食事中かと思っていたら、ようやく2羽見つける。

例年なら10羽ぐらいの群れで採餌しているのだが、今年は少ない。

キアシシギと二枚看板のメダイチドリ

次にメダイチドリの群れとよく行動するハマシギを探す。

これまた見つからない。

同行者が200mくらい離れた向こう岸にいるハマシギ1羽を執念で発見。

しばらくしたらこちらに飛んできてくれた。

 

毎年ハマシギは十数羽の小群で渡りの途中に平潟湾に立ち寄る。

しかし、このハマシギは1羽で採餌している。

ハマシギは群れで行動することが多いシギなので、1羽しかいない状況を見ると、違和感を覚えるとともに群れからはぐれてしまったのか?心配になる。

えさも仲間も探してね!

残る常連さんキョウジョシギは今回は見当たらない。

おそらく野島の裏手で休んでいるのだろう。

昨年の平潟湾の春の渡りでは、サルハマシギセイタカシギが観察されて地元バーダーを喜ばせた。

改めて決して環境が良くなくても立ち寄ってくれることを再認識した。

最近のシギチドリを取り巻く環境の悪化を考えると、常連さんがいつの日かサプライズゲストにならないことを祈っている。

シギチドリ以外では、冬鳥のスズガモがまだ滞在している。

このまま居心地が良くて平潟湾に居ついてしまう鴨。

もうしばらく羽を休ませてもらうぜ。

 

帰り際、鉄柵を見ると、キアシシギが群れで休憩中、満潮でエサが取れない状況でもないのに。

渡って来た直後の群れで疲れているのか?

それともこれからの渡りのために寝貯めしているのか?

それとも夜間に採餌行動をしてようやく一休みなのか?

頻繁に観察するキアシシギさえもまだまだ分からないことが多い。

理由はそっちで考えて。とにかく眠いのだ。

こちらもようやく心に引っかかっていた探鳥が終わってホッと一息。昼寝でもしようか。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ
メダイチドリ
ハマシギ
スズガモ
スズメ
ムクドリ
カワウ
イソシギ
イソヒヨドリ

計9種

 

 

野鳥 ヒバリのさえずりと飛翔

以下動画と画像は2017.5.6に千葉県のコジュリン公園付近で撮影したものです。

ヒバリの飛翔は常に翼を動かして上下にヘリコプターのようにホバリングしていると思っていましたが、翼を動かさずに風を上手に利用して空中姿勢を保つこともするのですね。

この動画の後半にその様子があります。

飛翔しながらさえずることは、ものすごいエネルギーを使っていると思います。

高い場所まで上昇してなるべく遠くまで声を届けたいのが目的とは思いますが、高い枝先にとまって鳴いても良いとは思うのですが。

ヒバリの枝どまりは見たことも聞いたこともありません。

もしかしたらオス同士縄張り争いやメスの奪い合いをさえずり飛行の高さ?滞空時間?を基準に競っているのかも知れません。

ちなみにヒバリは空中だけでなく地上にいる時もさえずります。

動画

 

 

 

探鳥記 2017.5.6 利根川中流域② 17:50~19:00 晴れ

コジュリン公園から小見川大橋に戻る。

堤防の上から目の前に広がる水田を観察する。

すでに多くのチュウシャクシギが集結しており、実際、目の当たりにするとその数に驚いてしまう。

徐々にチュウシャクシギが集まり始める

時間が経つにつれ様々な方向からチュウシャクシギが飛来してくる。

日中はどの辺りで活動しているのだろうか?

まだまだ知らない探鳥地がありそうだ。

夕日を受けるチュウシャクシギ達

夕暮れの中でチュウシャクシギの哀愁漂う「ホイピピピピピピピ」という鳴き声が辺りに響き渡る。

時々群れの中に混じるキアシシギの「ピューイ」という声も聞こえてくる。

それにしてもこんなにたくさんのチュウシャクシギを見たことない。

観察場所となった水田地帯

現地で出会った熱心な若いバーダーからの話では、
①正しくはこの水田エリアはねぐら入りする前に集結する場所で、本当のねぐら場所はもう少し河口側の沼地とのこと。
②ねぐら入りする時刻は辺りが真っ暗になってからねぐら場所へ移動すること

③この光景は4月中旬から5月中旬まで見ることができること

④今日のカウント数は345羽とのこと。

 

観察場所の裏手、小見川大橋を望む

日の入りを迎えて辺りが暗くなってきた。

ねぐら入りの飛翔も観察したかったが、こちらもねぐら入りしないといけない時間となので終了となった。

見聞きした野鳥(観察順)

チュウシャクシギ
キアシシギ
ヒバリ
セッカ
ウグイス

計5種

探鳥記 2017.5.6 利根川中流域① 16:15~17:30 晴れ

稲敷からチュウシャクシギのねぐらが観察できるという利根川中流の小見川大橋付近の水田へ移動。

ざっと辺りの水田を見渡すも数羽のチュウシャクシギがいるだけで、ねぐら入りには早すぎたようだ。

そこで付近にあるコジュリン公園でコジュリンオオセッカなどを観察することになった。

公園付近には田植えをしたばかりの水田が広がる。

農耕民族のDNAなのか初夏のこの風景はどこか懐かしく心地良い。

しばらくして水田の中にたたずむチュウシャクシギを発見。

逆光で見にくいが西日が水面を照らしてキラキラ輝いて綺麗だ。

田植えの頃のこの風景が好きです

 

飛翔時の背中に見える白い二等辺三角形

チュウシャクシギを1羽見つけると不思議と次々と周囲の水田にもいることに気付く。

この辺りのチュウシャクシギが先ほどのねぐら場所を利用するのだろう。

更に奥にあるコジュリン公園そばまで行くも問題発生。

数年前にコジュリン公園を利用した際には公園そばに大きな駐車スペースがあったのだが、今回そのスペースに入る道が封鎖されていた。

更に水田そばにかろうじて2台分しか置けない駐車場があるのみでしかも満車状態である(皆さん、利用時には気を付けてください!)。

仕方なくコジュリン公園から離れた場所に駐車して、その付近で探鳥することになった。

コジュリン公園のそばのアシ原だから野鳥もいるだろうということで探鳥スタート。

上空ではヒバリが気持ち良さそうに上下にホバリングしながらさえずっている。

アシ原からはオオヨシキリの声があちこちから聞こえるも、コジュリンオオセッカの声はせず。

ふらりとアシ原に分け入ると大きな沼が見えてきた。

そこには1羽のセイタカシギがたたずんでいる。

 

そこには静かな時間が流れていた

不意に「チュウヒが飛んでいる!」という同行者の声が聞こえた。

声の方を振り向くとチュウヒがアシ原を舞うように飛んでいる。

チュウヒは関東では主に冬鳥ではあるが、利根川流域では繁殖している個体もいるとの話は聞いている。

このチュウヒがどちらなのか興味がある。

付近の芝生に目をやるといつの間にかチュウシャクシギが4羽採餌中だ。

ゆっくり近づくも30m近くの距離でチュウシャクシギが飛び去ってしまった。

近づきすぐたことを反省しつつ、チュウシャクシギとの間合いの参考となった。

ふと、先日の葛西臨海公園の擬岩観察窓からチュウシャクシギを7mくらいの教理から観察できたのは改めてラッキーだったと思う。

チュウシャクシギの代わりにヒバリが近くに降りてきた。

最近ヒバリをじっくり見ていない。

やはり冠羽が立っている状態と寝ている状態とでは印象が違って見える。

じっくり観察して帰ってね

夕暮れが近づいてきた。

そろそろチュウシャクシギがねぐらポイントに集まっている頃だ。

先ほどの小見川大橋に向かう。

続きは次回に。

 

見聞きした野鳥(観察順)

チュウシャクシギ
カルガモ
キョウジョシギ
ヒバリ
オオヨシキリ
セイタカシギ
トビ
チュウヒ

計8種

 

野鳥と野鳥が好きな人を応援します

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