「横浜探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2020.4.29 円海山周辺 5:50~9:30 晴れ

本日はいつもより早くの探鳥開始。

いっしんどう広場から氷取沢にかけてゆっくり探鳥した。

氷取沢ではセンダイムシクイオオルリウグイスの声が響き渡り、良い雰囲気。

新緑の森は日増しに緑が増えて、鳥たちを探すのにも苦労するが、鳴き声鑑賞だけでも楽しい場所である。

昨年ここで聞いたコマドリコルリの声はしなかったが、遠くからサンショウクイの声が聞けたので満足であった。

再び尾根に上がるとヤブサメの声が近くから聞こえている。

観察のチャンスとしばらく探索していると樹上でさえずるヤブサメを発見!!

急いで撮影開始。※ピンボケですがアップしちゃいます!

白い眉斑でキリッとした顔付きに見えるのが更に可愛いさを増しています!

ヤブサメは円海山では数が多い夏鳥と言えるが、

①虫のような鳴き声でしかも音量が小さい

②体長が10.5㎝と国内の屈指の小さな鳥

③生息場所は名前の通りヤブを好むので見つけにくい

のでチラッと見ることがほとんどで、声はすれども見るのが難しい鳥だ!

ヤブサメの観察後、尾根を進むといっしんどう広場周辺からエゾムシクイの声が!

森の奥から聞こえるので姿を探すのは諦めたが、久々に聴くトライアングルボイスの金属音の声をしばし堪能した。

※参考まで昨年4月21日に円海山で録音した声です。

エゾムシクイとは反対側からはキビタキの声が聞こえている。

今季いまだにキビタキの姿を見ていないので、しつこく探索して何とか探し出すことに成功!

ここで本日はお開きとなった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、ハシボソガラス、センダイムシクイ、カワセミ、シジュウカラ、オオルリ、ヤマガラ、カルガモ、アオゲラ、サンショウクイ、ハシブトガラス、エナガ、メジロ、コゲラ、ヤブサメ、エゾムシクイ、キビタキ 計17種

探鳥記 2020.4.26 円海山周辺 6:10~8:20 晴れ

本日はいつもより早く円海山での探鳥となった。

そろそろ夏鳥のキビタキを初認したい!

本日はようやく瀬上池周辺の尾根や森から少なくとも3羽のキビタキを確認!

あのレモン色の姿を見ることはできなかったが、3個体それぞれの鳴き声は録音。

※近くからの録音ではないのですが、初認記念3連発!

個体A

個体B

個体C

氷取沢ではオオルリのさえずる姿を観察できてご満悦。

センダイムシクイは少なくとも2個体を確認。

前回の観察時にはヤブサメの声をあちこちで聞くことができ、相当数がいるはずだが、本日は不思議と見聞きできなかった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、キビタキ、ハシブトガラス、カルガモ、アオゲラ、シジュウカラ、メジロ、シジュウカラ、オオルリ、センダイムシクイ、ヤマガラ、アオジ 計12種

探鳥記 2020.4.25 舞岡公園 7:10~9:30 晴れ

最近は円海山探鳥がメインで、もう一つのホームグランドの舞岡公園の探鳥が疎かになっていた。

前回が3月27日(⇒探鳥記)なので、およそひと月ぶりの探鳥である。

渡りの時期の舞岡公園は何が登場するか分からない。

自分は観察できなかったが、セグロカッコウムギマキも近年記録されている。

あれこれ妄想探鳥しながらの現地入り。

渡りの時期なので、公園内の高い場所を意識して探鳥することにして、おおばな広場からスタート。

夏鳥のオオルリキビタキをイメージしながら探鳥するも宮田池までは常連の鳥ばかり。

瓜久保の奥の水場付近も注目の場所なのだが、気配なし。

どうしたものか、、、。

ここから明治学院大学に隣接する尾根沿いへ。

この辺りは渡りの時期にコマドリの目撃談が多い。

ようやくか細いヤブサメの声が聞こえて来た。

本日は夏鳥が不調なので、何としてもヤブサメの姿を見るまで粘ろう!

だんだん声が大きくなって来たので、近くにいるのは分かるのだが、見つけられない。

この辺りにいるだろうと凝視していると少し離れた所からまた鳴き始めるの繰り返しで精神的に疲れる。

ようやく見ることができたのは小径を速く低く横断する姿で、撮影はおろか観察するという状況ではなかった。

※声だけは録音しました!

ヤブサメを見ることができたので、尾根を再び進むと、頭上から懐かしい「ヒリリ、ヒリリ」という声が聞こえて来た。

サンショウクイだ!!

姿は見ることができなかったが、録音には成功!

実は横浜では初めての出会いであった。

ちなみにリュウキュウサンショウクイはこの冬は新治、寺家、大池、三ツ池公園と見聞きすることができた。

見聞きした野鳥(観察順)

ホオジロ、ヒヨドリ、スズメ、ハシボソガラス、ウグイス、シジュウカラ、ハシブトガラス、アオジ、キジバト、ツグミ、ヤマガラ、ヤブサメ、コゲラ、サンショウクイ、アオゲラ、カワセミ 計16種

 

 

探鳥記 2020.4.23 平潟湾 10:20〜11:00 晴れ

本日は平潟湾のシギ・チドリの飛来が気になるので駆け足で探鳥した。

到着時、ほぼ干潮状態でずいぶんと干潟が出ていた。

が、干潟には禁止されている潮干狩りをしている人があちこちにいた。

人が干潟に降りているので、シギ・チドリがいないか心配したが、直ぐに食事中の彼らを発見!

急いで観察するとメダイチドリが20羽、ハマシギが2羽。

一年ぶりの再会で、今年も無事に平潟湾に飛来してくれて感謝!

メダイチドリ


メダイチドリ

特にハマシギは昨年はここで観察できなかったので特に嬉しい。


ハマシギ 肩羽に一部灰色の冬羽もあるが、ほぼ夏羽の状態

1羽1羽観察・撮影し終えたところで、突如飛び去ってしまった。


メダイチドリの飛翔

群れで周辺を飛び回って降りる所を探しているようだったが、結局遠く夏島の方へ飛び去ったまま帰ってこなかった。


観察時ではメダイチドリが20羽と思っていたが、この画像ではメダイチドリ22羽とハマシギ2羽がいた。

じっくり観察したかったが、もう少し遅く到着していたら観察すらできなかったのであるから良しとしよう。

そろそろキアシシギが到着する頃。

次回の探鳥が楽しみである。

見聞きした野鳥(観察順)

メダイチドリ22、ハマシギ2、アオサギ、ユリカモメ、カワウ、スズガモ 計6種

探鳥記 2020.4.22 円海山周辺 8:00~10:10 晴れ

本日は時間がないので瀬上池は省略して氷取沢を中心に探鳥。

出発点のいっしんどう広場では念願の「チヨチヨビー」のセンダイムシクイの声が!

4月4日から飛来するのを待ち望んでいたので、胸に染み入るセンムシの声であった。

そばの茂みからヤブサメの声が聞こえて来たので、録音開始。

耳をそばだてて聞き入っていると、遠くの森から「ホー、ホー、、、、、、ゴロスケホッホー」というフクロウの声が聞こえて来て大興奮!

フクロウの声はかすかに0:110:18辺りで聞こえるかも、後半にセンダイムシクイの声あり。

氷取沢ではセンダイムシクイが毎年の定位置でさえずっていた。

オオルリの声はするのかな?と思った矢先、近くの樹上から懐かしい伸びやかな声が聞こえて来た。

 

今季、姿は4月17日に観察したが、声は本日が初めてなので嬉しい。

姿を探すも見つからず。

横横道路の高架下を通って畑の広がるエリアへ。

森では見かけないホオジロカワラヒワスズメを間近で観察。

再び、森に入り、先ほどのオオルリ探しを再開。

樹上や突き出た枝先などを意識して探索して、ようやく姿を見ることができた。

※トップ画面にもアップ中。

帰り道の尾根では両側からヤブサメの声が聞こえて、ここ数日で一気に相当数が到来したようだ。

短い時間で探鳥エリアは狭かったが、本格的な夏鳥シーズン到来を実感する密度の濃い探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、ウグイス、メジロ、センダイムシクイ、ヤブサメ、フクロウ、ハシブトガラス、ヤマガラ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、オオルリ、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、アオゲラ、アオジ、トビ 計19種

 

探鳥記 2020.4.19 円海山 8:15〜10:15 晴れ

前日の大雨から一転して朝から快晴。

新緑の森は太陽を浴びて眩いばかり、草地からは湯気が湧き上がり、羽虫もあちこちで発生している。

絶好の状況下で今日こそ森でオオルリセンダイムシクイキビタキなどを見聞きできるだろうと確信してスタート。

2日前にオオルリを初認した場所で小休止して、しばし待つも気配なし。

前日の雨で水かさが増して濁っている瀬上池では、カワセミが水面を鳴きながら行き来している。

この状況では食べ物を見つけるのが大変だろう。

池の周囲ではヤブサメの囀りを確認しただけ。

氷取沢に移動しても、ヤブサメの声のみで毎年オオルリセンダイムシクイの声がする斜面は沈黙。

もう少し到着まで時間がかかるようだ。

もちろん野鳥夏鳥だけではない

ウグイス、カラ類は前日の雨の分までも?と思うくらい盛んにさえずっていた。

遠くからはピォー、ピォーというアオゲラの鳴き声。

次回に期待して本日はお開きとした。


新緑が綺麗な氷取沢

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、ハシブトガラス、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、カワセミ、ヤブサメ、アオジ、エナガ、ヒヨドリ、コゲラ、カルガモ、ホオジロ、ハシボソガラス 計14種

 

 

 

探鳥記 2020.4.17 円海山 12:30~16:00 曇り

本日も夏鳥を観察しに円海山へ。

瀬上池まではウグイスの声があちこちから聞こえていた。

瀬上池では本日はカルガモ雄のみ。

池の周辺は午前探鳥よりも鳥の気配は明らかに少ない。

センダイムシクイオオルリも見聞きできない。

前回ヤブサメを氷取沢周辺で初認したので、瀬上池でも期待したのだが気配なし。

氷取沢ではヤブサメの声もせず。

前回のヤブサメは通過個体だったのか?それともタイミングの問題か?

再び瀬上池へ。

カルガモ雄が今まで聞いたことがないくらい控えめな鳴き声を何度も繰り返していた。

雌を呼んでいるのか?物寂しい雰囲気を作っていた。

私も停滞気味の探鳥に疲れが出て、しばらくカルガモに見入っていると、突然カワセミの鋭い連続音の鳴き声が池に響いた。

こちらは雄雌ともに仲良く順調のようだ。

帰り際、新緑の美しさを眺めながら歩いていると、上空を黒っぽい小鳥が通過した。

急いで双眼鏡で見ると何とオオルリ雄であった!

オオルリは枝に止まったので、急いでカメラを構えたが撮影する前に森の中へ。

オオルリの飛び方がいつもよりスピードが遅くふらつき気味に見えた。

おそらく南国からの長い渡りを終えて到着したばかりなのだろう。

渡りの大変さを実感して、日本での無事の繁殖を祈るばかりだ。

本日は最後の最後でオオルリを初認することができて良かった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、エナガ、シジュウカラ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリ、アオゲラ、キジバト、カワラヒワ、ヤマガラ、アオジ、カルガモ、オオルリ、ハシボソガラス 計14種

探鳥記 2020.4.15 円海山周辺 8:20~11:20 晴れ

本日も地元の円海山探鳥。

本日こそ夏鳥を観察したい!

瀬上池周辺ではウグイスカラ類が活発に鳴いていた。

彼らの鳴き声にまぎれて夏鳥の声がしないか?聞き漏らさないように探鳥した。

残念ながら夏鳥の声はしなかったが、森の奥からカケスの声を拾うことができた。

氷取沢周辺では念願のヤブサメの声を三か所で聞くことができた。

「シシシシシシ、、、」という虫のようなか細い声が藪の中から聞こえて来た瞬間はさすがに嬉しかった。

※以下、現場で録音した声です。音量を大きくしないと聞こえないかもしれません。

センダイムシクイオオルリキビタキもこの流れで登場!と願ったが、叶わず。

いつもは「ピォー、ピォー、ピォー」という鳴き声だけのアオゲラだが、本日は間近で観察できた。

猛禽類では、本日も魚を持ったミサゴ目撃談があった。

また、ただいまサシバの渡りの時期でもある。

県内だけでなく横浜市内でも目撃情報があるので注意して上空を探索していたが、出会わず。

今回はようやくヤブサメを初認でき、一安心。

今季の夏鳥の到着は遅れ気味であったが、これで次回以降が楽しみの円海山探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、ハシボソガラス、アオジ、エナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、メジロ、カケス、トビ、ホオジロ、ヤマガラ、ヤブサメ、アオゲラ、カワセミ 計15種

探鳥記 2020.4.12 金井遊水地 8:50~10:50 曇り

本日はコチドリの様子を知りたく金井遊水地へ。

前回(⇒探鳥記2020.3.22)の探鳥から早いもので3週間が過ぎており、その後コチドリが交尾した話を聞いていた。

駐車場から金井公園を通って遊水地へ。

金井公園内の野球場の芝生にはツグミタヒバリムクドリスズメカワラヒワが食事中。

ツグミは5羽集結しており、北国へ戻るこの時期は群れでいる姿を見る機会が多い。

遊水地では前回タシギコチドリを観察した湿地をまずはチェック。

いきなりタシギの鳴き声がしたので、声のする方を見ると飛び去るところであった。
ピンボケ画像で失礼!注目点は次列風切の後縁の白帯と尾から脚が出ていること

遊水地から少し上流の柏尾川の岸辺では2羽のコチドリが採食行動中。

2羽はやがて中州の砂利へ移動、そこでは雄が雌を追いかけて交尾をしたい様子であった。

周辺では本日もチョウゲンボウが活発に行動中。

雌が連続音で鳴き続けて、雄がそれに呼応してエサを与えたり交尾をする場面が見られた。


雌が雄からエサをもらった直後、交尾へ。

チョウゲンボウの観察を終えて橋を渡る途中、突然チョウゲンボウが横切って、何と目の前の街灯に止まった!

その距離5m!

慌てふためく私をよそにチョウゲンボウは獲物を探索中。

しばらくすると草地に急降下してカナヘビ?を捕まえて飛び去った。※先の交尾時の時もカナヘビのような?

最後に再び遊水地へ。

オカヨシガモの数は減ったが、滞在中の2ペアが仲良く食事中。

遊水地沿いに金井公園を挟むように前後に広大な工場跡地があり、コチドリの繁殖地の有力候補である。

コチドリがいないか?ざっと跡地をチェックして、お開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、タヒバリ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、タシギ、コチドリ、オカヨシガモ、ツバメ、アオサギ、オオバン、バン、メジロ、アオゲラ、カワセミ、ハシボソガラス、シジュウカラ、キジバト、イソシギ、カワウ、ハシブトガラス、イソシギ、チョウゲンボウ、ホオジロ 計24種

探鳥記 2020.4.10 円海山周辺 9:00~11:40 晴れ

今回から三密(密集・密接・密閉)回避探鳥です。

本日こそヤブサメセンダイムシクイなどの夏鳥に会いたい!

ちなみに地元の円海山周辺は例年夏鳥の第1陣としてヤブサメセンダイムシクイの到着、その後オオルリキビタキが続く傾向である。

近隣の二子山ではオオルリがすでに到着したとのことで、今日は何かが観察できるでしょ、と言い聞かせて探鳥開始。

瀬上池へ向かう途中で上空を飛び回る2羽のツバメを発見。

瀬上池ではずっと2羽いたカルガモが本日はのみで雄が見当たらない!

繁殖前にペアが解消されたのか?ちょっと心配。

池の奥で前回目撃されたルリビタキを待つも観察できず。

ウグイスメジロアオジアオゲラカラ類の声は聞こえども、肝心の夏鳥の声が聞こえない。

探鳥中、巣材に使うのだろう鳥の羽根のようなものをくわえたシジュウカラを発見!


シジュウカラ 

氷取沢へ移動。

小川では人通りが少ないからか?カルガモカワセミに出会えた。

カルガモは雄なので、瀬上池にいる雌のパートナーで、ここまでミニ遠征なのか?


カルガモ雄 上面の羽縁の幅が細いのとお尻が黒いので雄と判断

一方、カワセミは小川に沿う木道脇でたたずんでいた。

しばらくじっと様子見していると、周囲が静かなので水面に飛び込むドボンという音までハッキリと聞くことができた。


カワセミ雄 

突然、上空を白い大きな猛禽類が通り過ぎた。

ミサゴだ!

尾根の方へ飛び去ってしまった。

尾根へ上がる途中、食事中のミサゴを再発見!

森の中でミサゴを観察するのはいつも不思議な気分になる。

さぁ、これから食べるぞ!という感じのミサゴであったが、直後にカラスに見つかってしまい、魚を持ちながら再び飛び去ってしまった。


調理に取り掛かるミサゴ

今回も夏鳥に会えなかったが、興味深い様々な場面を観察できて良かった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ツバメ、ウグイス、ヒヨドリ、ハシボソガラス、メジロ、カルガモ、アオゲラ、アオジ、シジュウカラ、コゲラ、カワセミ、ヤマガラ、カワラヒワ、ハシブトガラス、エナガ、ミサゴ、ホオジロ 計17種