今回の特集は1月19日に埼玉県加須市で観察したコクマルガラスです。(当日の探鳥の様子→2020.1.19探鳥記)
渡良瀬遊水地へ向かう途中に農耕地の電線にミヤマガラスの群れを発見。
群れの中にはコクマルガラスが混じっていました。
まずは黒色型と白色型のコクマルガラスです。
以下の動画は羽繕い⇒鳴き声×5回が収録されています。
コクマルガラスの鳴き声はカラスの鳴き声にしては可愛い声です。
この声でミヤマガラスの群れにコクマルガラスがいることが分かることがあります。
次にコクマルガラス白色型トリオです。
仲が良いと思いきや最後は喧嘩してしまいました。
以下の動画は羽繕いあり、頭掻きあり、喧嘩あり、意地悪な行動ありで面白いですよ。※後半にスロー再生あり。
ここからは動画の妄想解説でございます。
平穏な雰囲気の3羽、左からA,B,Cと名付けます。
①Aが羽繕いの後にBに寄って頭掻き(ちなみ翼越しに脚で頭を掻く間接法を採用しています)をし始めた。
②寄られたことにイラッとしたのかBがくちばしでAを突きます。
③頭掻きを邪魔されて怒ったAは、「何しとるんじゃ!」と飛び上がってBの頭部を蹴り、上からBを威嚇。
④BはいったんAの左へ避難。Bとしては軽いちょっかいを出したつもりだったので予想外のAの反応に戸惑い気味。
⑤荒ぶるAはBへ横移動して圧力をかける(よそ見しながらジワリと横移動するAのしぐさが好きです)。
⑥Aの圧力に屈してたまらず飛翔して真ん中の位置に移動するB。Aを見ながら飛翔するBは「そんなに怒らなくても、、、」と目で訴えているかな。
⑦まだまだ追撃の手を緩めないA。再度圧力をかけられたBはCを越えて右へ移動。Cを盾にしてようやく安堵したB。この間、Cは我関せずの大人の対応をして静観し続けている。
⑧不本意ながら?ABの間に入ってしまったC。電線上に不穏な空気が流れている、、、。
⑨八つ当たりモードのAがいよいよCに近づいて来る。Cはそれに合わせて一定の距離を取るため横移動。もはやAの攻撃を回避してマッタリしているBに接近するC。左の翼で「そこ、どいて!」「助けてくれ!」とBに訴えているようだ。
⑩Aの圧力に屈したCはついに飛び去ってしまった。喧嘩に巻き込まれたCが不憫ですね。それを見たAにようやく心の平穏が戻ったところでおしまい。
以上、妄想解説終了。
それにしてもAは大人げないなぁ(笑)。
参考画像