探鳥記 2019.11.3 舞岡公園 8:25~11:30 曇り

本日は雨が降る前に少しでも探鳥しようと近場の舞岡公園へ。

2週間前に比べて舞岡公園の様子はどうなっているか?楽しみだ。

早速、駐車場で「ヒッ、ヒッ、ヒッ」というジョウビタキの声が聞こえてきた。

まずはおおばな広場へ行き、まだエゾビタキキビタキなどの渡り鳥がいるかどうかチェック。

渡り鳥はいなかったが、シジュウカラヒヨドリ、そしてハシブトガラス常連がお出迎え

ふとハシブトガラスに目がいき、しばしその美しい紫色の光沢に見とれてしまった。


ハシブトガラス 改めて画像を見ると体色の美しさ、太いくちばし、そして思っていた以上にガッシリとした脚である。

※後で聞いた話では昨日ここでサンショウクイが観察されたとのこと、残念!

前回キビタキ雌を観察したもみじ休憩所そばの下り坂では「ジャッ、ジャッ」というウグイスの地鳴きが聞こえて来た。

さらに懐かしい「チッ、チッ」という鋭いアオジの地鳴きも!

冬鳥のアオジがいよいよ舞岡にやって来た(この後も園内のあちこちからアオジの声がして、相当数がいる模様である)。

台風による倒木に被害が目立つばらの丸の丘を過ぎてさくらなみ池宮田池に到着。

カワセミの姿を見ることができなかったが、遠くの方で鳴く声だけは聞くことができた。

水車小屋前の草地では前回目撃情報があったアリスイを待つことにした。

ここでは地元のベテランバーダーの皆さんと久々の鳥談義ができ楽しかった。

待機中、アオゲラクイナベニマシコの鳴き声を聞いたり、アオジジョウビタキを観察。


ジョウビタキ雌 小刻みに尾を振る姿がこれまたカワイイ!


スズメ 待機中のバーダー達をほっこり気分にさせてくれました

アリスイの登場する気配がない(ホンネは気長に待つことができない)ので、瓜久保へ。


瓜久保入口から 本日もチコちゃんは健在です

かっぱ池では3羽のアオジが動き回っており、じっくり姿を観察することができた。


アオジ 鋭い地鳴きで存在を知ることが多い

瓜久保からみずき休憩所を通って狐久保へ。

森の樹上から「プチッ、プチッ」というこれまた懐かしい声がした。

ん?なんだっけ?あ、シメの声だ!

急いで姿を探して冬鳥シメとの再会を喜んだ。

水車小屋に戻ったが、アリスイは依然として草地の中にいて登場せず。

ここ数年この場所で何度もアリスイにフラれ続けているので本日もご縁がないと諦めた。

小谷戸の里で舞岡で撮影した写真展が開催中とのことで帰り際に立ち寄った。

知り合いの作品の出来栄えに思わず唸った。

作品の中には以前撮影された懐かしいアオシギの姿を発見。

10年以上も前の話だが、きざはし湿地アオシギヤマシギタシギが出揃った舞岡黄金期を思い出した。

今回は冬鳥のアオジシメベニマシコを見聞きすることができ、冬の到来を感じる有意義な探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ジョウビタキ
ヒヨドリ
シジュウカラ
ハシブトガラス
ウグイス
アオジ
モズ
カワセミ
アオゲラ
エナガ
クイナ
コゲラ
ベニマシコ
アオサギ
シメ
ヤマガラ

計16種

ハシブトアジサシ 2019.10.20 相模川河口

今回の特集は先日の相模川河口でのハシブトアジサシです。

当日は2羽も同時に観察できて良かったです。

飛翔

 

採食行動 

以下の5枚は連続画像です。





以下不鮮明な2枚の画像では、まさに水面にいる生き物を捕まえようとしています。

 

セグロカモメとの大きさ比較 

2枚の画像とももう少し2個体間の距離が近ければ良かったのですが、、、。

ちなみにセグロカモメの幼鳥です。初列風切の濃さからオオセグロカモメの幼鳥はないと判断しました。

羽繕いの様子

クロハラアジサシ 2019.10.20 境川遊水池

今回の特集はクロハラアジサシ幼鳥です。

私は幼鳥の識別は特に背中や肩羽付近の模様に注目しています。

羽根の黒褐色の模様が錨型?の特徴ある形で回りの白さとのコントラストがはっきりしています。

ざっくり表現するとトラ刈りみたいに見えます。

よく似たハジロクロハラアジサシの模様は色がクロハラアジサシよりは濃くなく、また濃淡の少なく均一な色に見えます。これをのっぺりとしていると表現される場合もあります。

クロハラアジサシハジロクロハラアジサシの目の後方にあるヘッドホンに例えられることが多い黒班は個体差、見え方によって様々なので、この点を意識しすぎると識別に迷ってしまうことが多いのではないでしょうか。

最後に飛翔羽繕いの動画です。