今回は渡良瀬遊水地で観察したヨシガモ雄の求愛行動です。
今回の主役 ヨシガモ雄 2014.1.13鴨居
雌の前で頭部を前方に伸ばした後に、お尻を持ち上げる動作をしています。
鎌のような形で下の方に垂れ下がる三列風切羽を雌にアピールしているように見えるのですが、どうでしょうか。
この三列風切羽は装飾に似た意味合いがあるように見えるのです。
これからの時期、ヨシガモはもちろん他のカモについても、普段の動きと違う求愛行動に注目です!
今回は渡良瀬遊水地で観察したヨシガモ雄の求愛行動です。
今回の主役 ヨシガモ雄 2014.1.13鴨居
雌の前で頭部を前方に伸ばした後に、お尻を持ち上げる動作をしています。
鎌のような形で下の方に垂れ下がる三列風切羽を雌にアピールしているように見えるのですが、どうでしょうか。
この三列風切羽は装飾に似た意味合いがあるように見えるのです。
これからの時期、ヨシガモはもちろん他のカモについても、普段の動きと違う求愛行動に注目です!
2018年最後の探鳥は葛西臨海公園での私的探鳥会となった。
天気は晴れであるが、強風で小鳥や猛禽類の観察には良くない状況。
まずは西渚へ向かうことにした。
開門の9時まで時間があったので、そばの芝生の広がる場所で探鳥。
この時期この環境ならツグミがいるだろうと探すが、見当たらない。
今年はツグミが例年より少ないような、、、。
芝生の上ではハクセキレイとビンズイがいた。
ビンズイの体下面の縦斑は遠くからでもハッキリ分かる。
不意に頭上をヒメアマツバメが通過。
参加者が松林の林床にいるツグミを遂に発見!
奥の林からはウグイスの声。
開門待機中でも様々な出会いがあった。
開門後、西なぎさの浜辺へ。
ざっと周囲を見渡すと、杭の上にダイシャクシギの姿が、しかも4羽!
ダイシャクシギ 遠くからでも下面の白さとダウンカーブしたくちばしが目立つ
ミサゴの杭止まりは見られず。
洋上にはスズガモのみで、ウミアイサや東京湾を彷徨うコオリガモの姿はない。
目の前の海面を20羽前後のハマシギの群れが右往左往した後、遠くの浜辺へ着地。
そばにはシロチドリの群れもいる。
シギ・チドリをじっくり観察するため、飛ばさないように慎重に前進。
ハマシギの群れは2手に分かれて地面にうずくまっていた。
繁殖羽の腹黒模様がないハマシギの冬羽は、くちばしの形状が識別のポイントになる。
地面にうずくまるハマシギ達
ハマシギの少し先の波打ち際にミユビシギがポツンと1羽いる。
ミユビシギは群れで水際を転がるように歩き回るのを目にすることが多いので、1羽でいると仲間とはぐれたのか?怪我をしているのか?心配になるが、怪我ではないようで一安心。
ミユビシギ
遠い防波堤にいるイソシギを観察し、西なぎさで予想外の5種類のシギ・チドリを観察できた。
西なぎさの向こうには富士山の姿
次に西なぎさから東なぎさを観察。
満潮を迎える時間帯で東なぎさ内は水鳥の姿は乏しい。
アシ原上を舞うチュウヒや休憩中のハヤブサをイメージして探鳥するも観察できず。
ここでは魚をつかんで上空を飛ぶミサゴを発見、そのまま場所を変えて食事するのかと思いきや何度も旋回している様子。
するともう1羽のミサゴが近づいて来て、一緒に旋回するではないか!
どうやら求愛行動のようだ。
プレゼントするかと思いきや、結局そのまま魚を持って杭の上に止まり食事をする様子だった。
鳥類園へ移動。
淡水池ではカモの多くがアシ原の水際で休憩中。
2羽のハシビロガモが一緒にクルクル回って独特の食事方法をしていた。
この冬、淡水池周辺ではハイタカやオオタカなどの猛禽類の観察機会が多いようだが、この日は休風のため休息中のノスリのみであった。
本来なら鳥類園の2階から汽水池を観察したいところだが、年末なので閉鎖中。
ちなみに秋の台風の被害でしばらく鳥類園は閉鎖中であったが、修理を終えて12月28日から再開。
擬岩へ向かう観察窓のある通路付近では、突然チュウヒが真上を通過して我々を驚かせた。
擬岩そばの林ではオナガの群れと遭遇。
尾が欠損しているオナガ
擬岩ではいつの観察されている越冬中のアオアシシギが見当たらない!観察を楽しみにしていただけに残念!
いつもならここで鳥類園に引き返すのだが、この先にある水辺での水鳥観察も楽しめるので、今回はそのまま進んだ。
水辺ではイソヒヨドリ、ミミカイツブリを意識して探すも見当たらず。
が、参加メンバーが遠く対岸にいる3羽の白っぽい鳥を発見、スコープでチェックすると全て片足立ちでシギのように見える。
行方不明のアオアシシギ?
ちょうど顔を横にした時にやや上に反ったくちばしが見えたので、やはりアオアシシギだった。
対岸の浦安側で休憩中の3羽のアオアシシギ
東なぎさを望む場所に移動。
この辺りの針葉樹では冬にヒガラやキクイタダキの観察例が多いので、注視するも強風で小鳥の気配がない。
東なぎさ内の樹上にノスリを発見。
小径を直進して、アメダスポイントから東なぎさを探鳥する。
この冬、葛西では3羽のチュウヒがいるとのこと。
せっかくだから何とか東なぎさの草原上を舞うチュウヒを観察したい。
しばらくすると珍しく願いがかなって本当にチュウヒが我々の面前で飛翔してくれた。
更にはノスリも同時に飛翔する時間もあり、探鳥会の良い締めとなった。
ハクセキレイ
ビンズイ
ヒメアマツバメ
カワウ
ツグミ
ウグイス
ジョウビタキ
ミサゴ
ダイシャクシギ4
ハマシギ
シロチドリ
ミユビシギ
イソシギ
スズガモ
カンムリカイツブリ
ハジロカイツブリ
ユリカモメ
ヒヨドリ
ムクドリ
トビ
オオバン
カイツブリ
ハシビロガモ
ホオジロガモ
カルガモ
オカヨシガモ
コガモ
キンクロハジロ
マガモ
バン
スズメ
カワラヒワ
アオサギ
ノスリ
アオジ
チュウヒ
オナガ
メジロ
アオアシシギ
キジバト
オナガガモ
ヒドリガモ
計42種 目撃談:カラスSP、ウミアイサ、ヒバリ
多々良沼から渡良瀬遊水地へ。
移動中に車窓からハシビロガモ、ノスリ、チョウゲンボウ、ムクドリを観察。
観察場所をチュウヒのねぐらポイントにするか鷹見台にするかで迷ったが、鷹見台で日没まで強風にさらされるのは辛いので、今回は前者を選択。
まだねぐら入りには早いかと思っていたが、1羽また1羽とチュウヒが第三調整地辺りの方角から飛来して草原の中に消えていく。
一方、ねぐら入りと思いきや狩りのため草原上を飛翔するチュウヒもいる。
どちらにしても強風なので飛翔に苦労している様子で、バーダーとしては滞空時間が長いので観察に好都合ではある。
※つぎはぎ動画となりましたが、、、どうぞ。
今季、ここではハイイロチュウヒ雄の目撃がほとんどない状態であったが、仲間が遠くで飛翔する姿を捉えた。
一旦、草原に姿を消してしまったが、その後何度も草原の上を飛翔してくれた。
チュウヒの観察中も頭上をハイタカ雌が強風にあおられながらも頭上を飛び去ったり、ミサゴ、ノスリが遠く上空を舞う姿を目撃した。
15時半頃になると、チュウヒの姿がぱたりと見えなくなった。
この辺が潮時と考え、最後は鷹見台で観察を終えようと急行する。
今季、渡良瀬遊水地ではコミミズクの目撃談がないようだが、鷹見台周辺の堤防沿いの斜面は要チェックである。
コミミズク 2017.1.6 渡良瀬遊水地
到着して、コミミズクはもちろん、この探鳥でまだ観察していないオオタカ、コチョウゲンボウを探すも見当たらず。
特に鷹見台ではコチョウゲンボウの生る木というコチョウゲンボウ数羽が樹上に並ぶ神々しい光景!を何度も目撃している。
昨シーズンは樹上に並ばなかったが、堤防の斜面で数羽で地上に降りている姿を見た。
さぁ、来い!と登場を待つが、いつまで待っても登場しない、、、。
辺りは暗くなり、さらに陽が沈んで寒くなったので、お開きとした。
当初の目標の猛禽類10種は叶わなかったが、ハヤブサ、チョウゲンボウ、トビ、ミサゴ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハイタカ、ノスリと何とか8種類を観察できたので、良しとしよう。
チュウヒ
トビ
ノスリ
ハシボソガラス
アオサギ
ダイサギ
ハイタカ
ミサゴ
ハイイロチュウヒ
カワウ
ヨシガモ
コガモ
カルガモ
ミコアイサ
カイツブリ
ハシビロガモ
スズメ
カワラヒワ
セグロセキレイ
計19種
板倉エリアから多々良沼へ。
まずは前回同様に弁天島周辺で探鳥を開始。
個人的には前回観察したシロチドリ、ハマシギ、ツルシギのその後が気になる。
まずは前回シロチドリがいたエリアを探すも見つからず(その後もシロチドリは時々観察されているとのこと)。
代わりに地上に降りて採餌中のミヤマガラスを見つけた。
水面にミコアイサを探すも見つからず。
前回同様、水鳥の数は少ない。
弁天島前の浅瀬には前回より近くにハマシギとツルシギの群れが休憩中。
ここでも相変わらず風が強く、シギ達の中には風上に向かって頭部を下げて風に耐えている個体もいる。
強風が画像左から右に吹いている。各10羽の群れを形成。ツルシギが10羽も越冬するのは関東No.1?
ハマシギ 第1回冬羽
ツルシギ 第1回冬羽移行中
遠くからカラスの大群が押し寄せてきて水際に降り立ち、水を飲み始めた。
板倉で観察できなかったミヤマガラスの大群の登場である。
自分は観察できなかったが、大群にはコクマルガラスもいたとのこと。
この大群、水を飲んだ後は上空を何度も旋回して近くの森へ移動した。
ミヤマガラスの大群は風が強い日は樹林でじっとしていることが多いのかも知れない。
仲間がミコアイサを見つけて、これで気持ちよく隣接するガバ沼にハクチョウを見に行ける。
前回はオオハクチョウ4羽だけだったが、あれからずいぶん飛来数が増えて、本日午前中のカウントは63羽。
観察場所から見たガバ沼 奥に見える樹林にオオタカやノスリがよく止まる 手前)オナガガモの群れ、奥)オオハクチョウの群れ
左)オオハクチョウ幼鳥 右)オオハクチョウ成鳥
マガンや亜種アメリカコハクチョウの目撃談があるが、本日は不在のようだ。
そろそろ渡良瀬遊水地に戻ってチュウヒなど猛禽類のねぐら入りに備えなければならない。
多々良沼から渡良瀬遊水地へ移動した。
スズメ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
ミヤマガラス
カルガモ
マガモ
カンムリカイツブリ
アオジ
ハクセキレイ
カワウ
ダイサギ
コサギ
ツルシギ10
ハマシギ10
カイツブリ
コガモ
ヒドリガモ
ミコアイサ
コクマルガラス
オナガガモ
オオハクチョウ
コハクチョウ
モズ
バン
計24種
前回の探鳥が11月25日なので約1月ぶりの訪問である。(前回の様子⇒探鳥記①、その②)
あれから野鳥状況がどう変化したか楽しみである。
おそらく猛禽類が出揃い、10種類は観察できるだろうと期待。
現地に8時には到着、北エントランスから入って、鷹見台へ向かう。
入ってすぐ車窓からチュウヒがフワフワと草原上を飛んでいるのが見えた。
途中の川のほとりで観察のため車外に出てみると、強風で野鳥観察には厳しい状況であった。
ここでは前回観察できなかったベニマシコ、ジョウビタキなど冬の小鳥を観察できた。
鷹見台にかかる橋の手前の見晴らしの良い場所から、猛禽類が樹上などに止まっていないか?探索していると、カラスの群れを執拗に追っかけ回しているハヤブサを発見!
普段はハヤブサがカラスに絡まれていることが多いので新鮮な光景であった。
鷹見台からは猛禽類や目の前に広がる池にいる水鳥を観察するのが楽しみだったが、猛禽類は見当たらず、水鳥も水面に点在しているだけだった。
鷹見台から筑波山を望む
悪い状況を打開すべく、第2排水門へ早々と移動するも、ここでも同様であった。
次に谷中湖へ移動するも水面が強風で波打つ状態で水鳥は遠くの岸辺に回避している様子。
それならば風を多少は遮断してくれるだろうアシ原に囲まれた池に移動。
ここでようやく思惑通り、のんびりとした様子のヨシガモやミコアイサをじっくり観察できた。
ここでメンバーと相談して、一旦渡良瀬を離れて予定より早く多々良沼へ移動することにした。
見聞きした野鳥(観察順)
チュウヒ
ホオジロ
ベニマシコ
ヒヨドリ
キジバト
カワラヒワ
シメ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
アオサギ
ダイサギ
トビ
ジョウビタキ
カワウ
ツグミ
カルガモ
コガモ
マガモ
ハヤブサ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
ノスリ
アトリ
ヨシガモ
ミコアイサ
オオバン
ハクセキレイ
計27種 ※意外に多く観察していてビックリ!
多々良沼へ向かう途中で板倉地区の農耕地を巡回することにする。
お目当ては、ミヤマガラス&コクマルガラスの群れ、タゲリ、コチョウゲンボウなどの猛禽類だ。
まずは東洋大学の敷地内にある池でまずはカモをチラッと観察するも、コガモ、マガモ、ホシハジロのみ。
農耕地ではミヤマガラスの大群を探すも見つからず。
いれば目立つ存在であるから、本日は強風のため別の場所に移動しているのだろう。
コチョウゲンボウは電線止まりやあぜ道沿いの低木の上に止まっていることが多いので、注意して探索するも見当たらず。
農耕地でも渡良瀬遊水地同様に強風が吹いているので野鳥は少なく感じる。
最後にようやく電柱止まりのノスリを発見。
ノスリ 虹彩が黒くないように見えるので幼鳥と思われる
多々良沼へ移動。
見聞きした野鳥(観察順)
コガモ
マガモ
ホシハジロ
スズメ
ヒバリ
ノスリ
計6種
野幌森林公園は広さ2000ha以上の大きな公園で、園内ある歩道の総距離数は30㎞以上とのこと。
入口も数か所あり、今回のクマゲラ探しにはどの辺りを探鳥したらよいか分からない。
取り敢えずビジターセンターで情報をもらおうと公園北西に位置する大沢口に行くも何と閉館中、、、。
あれこれ適切なエリアを探す時間がもったいないので、このまま大沢口から森に入ることした。
大沢口のスタート地点
桂コース⇒四季美コース⇒大沢コースの約6㎞の雪道を歩いてしまった!
桂コースの途中までは野鳥の気配がなく、困惑しながらも雪上歩行訓練と言い聞かせて進軍した。
ヒヨドリの群れが樹木を活発に行き来した辺りで、アカゲラとオオアカゲラを立て続けに発見。
オオアカゲラ雄
キツツキ類が多いということはクマゲラの登場の可能性が高まるので、より注意深く探索することに。
このコースでは探索途中、上空を通過するオジロワシ幼鳥を観察する幸運に恵まれた。
コース内の様子
雪道を2時間近く探鳥しながら歩いて来たが、お目当てのクマゲラは現れなかった。
大沢口まで戻って来て、入口が見えた最後の最後でヤマゲラを発見!
雄雌いたようだが、自分は雄だけしか確認できなかった。
ヤマゲラ雄
ヤマゲラはしばらく同じ樹の幹をあちこち移動しながら、盛んに捕食活動を行っていた。
ヤマゲラが飛び去ると、今度はそばの幹にキバシリを発見。
小型で樹皮にそっくりの色合いなので見つけにくい。
どこにいる?
ここにいる!
15時半を過ぎるともう周囲は暗くなり始めて野鳥活動は厳しくなった。
これにて今回の短期合宿はおしまい!
ヒヨドリ
シジュウカラ
コゲラ
アカゲラ
オオアカゲラ
ツグミ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
オジロワシ
エナガ
ヤマガラ
キバシリ
ヤマゲラ
ムクドリ
計14種
西岡公園から真駒内公園へ。
今回の探鳥のガイド本である文一総合出版の「日本の探鳥地・北海道編」にある真駒内公園は、イスカ、ナキイスカ、ベニヒワ、フクロウ、そしてヤマセミ!と、都市公園でありながら凄いメンバーの観察可能性がある。
広大な公園なので、82号線を挟んでスタジアムがある南側のエリアを探鳥した。
カラ類の混群とは何度も遭遇したが、お目当ての小鳥の姿が見えない。
地元バーダーによると、今シーズンはまだ観察例がなく、年明けの方が観察可能性が高いとのこと。
しかし、今日初観察の可能性もあるので、引き続き探索を続ける。
幸運にもコース奥でフクロウを観察することができた。
またこの遠征で初めてのオオアカゲラを発見。
下面の黒い縦斑が似ているアカゲラとの分かり易い差。
頭頂に赤い部分がないので雌
公園そばを流れる川ではヤマセミが近くで観察できるそうだが、この日は観察できなかった。
警戒心が強いヤマセミが都市公園で観察されるとは驚いた。
ここで出会ったガイドから野幌森林公園に行くのは時間がかかるから止めたほうがいいと忠告されたので、西岡公園の戻ってクマゲラを再探索しようか迷った。
が、やはり冬の野幌森林公園の様子を知りたいので、予定通り移動した。
キバシリ
シジュウカラ
エナガ
ヤマガラ
コゲラ
フクロウ
オオアカゲラ
ハシブトガラ
計8種
本日は2日目にしてもう最終日!
日の出から日の入りまで札幌市内を精力的に探鳥しよう。
特に昨日見損なったクマゲラを何とか観察したいので、探鳥地を当初の丸山公園からクマゲラ観察の可能性が高い野幌森林公園へ変更した。
ということで、本日の予定は西岡公園⇒真駒内公園⇒野幌森林公園とした。
早朝暗い中、ホテルを出て西岡公園へ。
ホテル周辺と異なり、西岡公園は15㎝ぐらいの新雪が積もっていてビックリした。
駐車場そばではカラ類の混群がお出迎え。
キバシリのチリリリという声も聞こえる。
本州と異なり、北海道ではキバシリを住宅地そばの公園で観察できるから不思議な感じである。
公園内にある水源地は結氷しており、見ているだけで更に寒さを感じる雰囲気。
水源地奥に向かって左側の斜面林を通る道へ進む。
この辺りはクマゲラが観察されやすいポイント。
クマゲラは色と大きさがカラスに似ているため、鳴き声も木をつつく音も他のキツツキ類に比べたら明らかに大きい。
近くにいれば、その存在に気が付くはずである。
が、同行メンバー3人で新雪を踏み鳴らして歩く音が意外と大きい、というか鳥が鳴いていても聞こえないくらいだ。
また、雪道であるため、どうしても足元への視線が多くなってしまう。
鳥の気配がないのか?感知することができないのか?分からないままモヤモヤした気分で探鳥が続くうちに、森の奥から甲高いクマゲラの声が2度ほど聞こえた感じがした。
妄想注意報は発令している状況なので、あれは幻聴だったのか?今となっては分からない、、、。
森の奥から日の出直後の太陽が見えた
池の奥まで何事もなく到着して、今度は反対側の斜面林を抜けて戻ることにした。
この頃、ちょうど太陽が森を照らし始めて、周囲の気温が上がるのが分かる。
それに呼応するようにカラ類の混群と遭遇した。
ハシブトガラ、シジュウカラ、そして人気者のシマエナガちゃん。
特にシマエナガちゃんは必死に撮影するも、動きが速くて大変。
続けてアカゲラが登場!
亜種エゾアカゲラ 背中のお大きい白斑が特徴
池を見渡せる場所に出た所で、もう1周してクマゲラ探索をするか検討するも次の探鳥地に期待することにした。
最後に上空でオジロワシが飛んでいるのを観察して、次の探鳥地・真駒内公園へ。
ヤマガラ
シジュウカラ
ヒヨドリ
コゲラ
キバシリ
ゴジュウカラ
マガモ
ハシブトガラ
エナガ
アカゲラ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
オジロワシ
計13種
いよいよ2019年となり、新たな野鳥活動のスタートとなりました。
皆さん、今年の初見鳥は何でしたか?
私はコンビニの駐車場にいたハクセキレイでした。
観察したというよりも、大物狙いを画策していた私としては見てしまった!という感じでした。
本年も閲覧された皆さんの野鳥活動に少しでも役に立てるように運営したいと思います。
本年もBird Linkを宜しくお願い致します。
管理者