前回、勢いで船橋駅から外房線に飛び乗った3人だったが、、、。
車中の野鳥談義であっという間?に上総一ノ宮駅に到着。
降り立ってみたものの、ここからどこに行っていいか分からない!
唯一の頼りはコシジロウズラシギはミユビシギと一緒に行動しているとの情報だけ。
駅前の地図を見ながら、①ミユビシギといえば砂浜海岸のイメージ②付近には昔からの探鳥地として一宮川河口がある、とのことで一宮海水浴場から河口までのエリアに目星をつけた。
14時を回り、探鳥時間が少ない。
タクシーで海水浴場へ到着。
東京オリンピックのサーフィン会場だけあって波が高く、さらに満潮過ぎということもあり、波打ち際での観察は厳しいようだ。
取り敢えず前進すると、護岸で休む2羽のチュウシャクシギを発見。
ここに来て初めてシギに出会えて、ようやくホッと一息できた。
この辺りで堤防に上がって周囲の様子を見ると、裏手に一宮川が流れており、更にゾッとすることに対岸に何十人ものバーダーの姿を発見!!
しまった!そっちですか!
急いでスコープで様子を探ると、観察・撮影中ではなく待機状態の様子。
もうコシジロウズラシギは飛び去ってしまったか?
様子を見てがっかりしたが、直ぐに気持ちを切り替えて、もしやこちらの海岸部に移動しているのではないか?
こちらが最前線や!と一気に気合が入って探索開始。
スイッチが入ったおかげで、前方の荒れ地に休憩中の鳥の群れを発見!
メダイチドリ、オオメダイチドリ、トウネン、ダイゼン、ミユビシギ、キアシシギ、キョウジョシギと次々と観察。
絶対この中にコシジロウズラシギがいる!と祈りながら何度の何度も1羽づつ確認するも、結局見つからず。
この後、オオメダイチドリを中心に目の前にいるシギチドリ達をじっくり観察して時を過ごした。
駄目押しの動画です!
このオオメダイチドリが荒波を見ながら、何を考えているのか気になった。
目の前の雄大な太平洋の荒波を見ていると、本日は勢いでここに来て良かったと思えるまでに残念な気持ちを鎮めることができた。
陽がだいぶ傾いて来た。
背後の河川沿いのバーダーの人数もだいぶ減ったが、それでも10人くらいはいるようだ。
本日コシジロウズラシギがどのような場所で何時まで観察されたのか?それだけでも聞きに行く価値があると思い、実況見分をするため対岸へ向かった。
現地で出会った知り合いによると、コシジロウズラシギは14時半頃にミユビシギと共に飛び去ってしまったそうだ。
コシジロウズラシギの詳細な様子を知りたいので、撮影画像を見せてもらった。
くちばしと脚と初列風切りの長さがトウネンに比べて長い印象を持った。
少し歩いた下流にコシジロウズラシギが観察される機会が多い場所があるという。
暗くなり始めたので、迷ったが行くことにした。
ポイントである水際の荒れ地でしばし探索していると、シギが数羽飛来して来た。
3羽のミユビシギを確認、しばし観察していると、倒木の裏に見慣れないシギが見えた。
ん、ん、コシジロウズラシギ?
直ぐに死角に入って観察できず。
あれはコシジロウズラシギだっとのか?としばらく悶々としながら、周囲を探索していた。
何分経過したことだろう、ふと見ると水際の切り立った斜面上に先ほど見たシギがたたずんでいるではないか!
急いでスコープで詳細に観察する。
辺りは暗いが、さすがコーワ884!こういう時にこそ威力を発揮する。
コシジロウズラシギだ!
最後の最後で観察できて良かった。
水際に降り立ったものの、歩きながら視界から消えてしまった。
その後、どこへと飛ぶ様子もないので、辺りでねぐら入りしてしまったかも。
半円物体の向こうにコシジロウズラシギ くちばしの長さと目先線が目立ちます。
すっかり辺りは暗くなったので、本日はここでお開き。
随分遠いところまで来てしまったので帰りは辛い思ったが、、、。
幸運にも上総一ノ宮駅から久里浜行きの電車だったので、乗り継ぎなく鳥仲間と野鳥談義をしながら大船駅まで楽しい時間を過ごすことができた。
見聞きした野鳥(観察順)
カワウ
チュウシャクシギ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
キョウジョシギ
キアシシギ
ダイゼン
ミユビシギ
ハクセキレイ
カルガモ
コシジロウズラシギ
計11種