今回は食事中のミユビシギの様子です。
夕方、西なぎさにできた干潟ではミユビシギが食事をしていました。
この時期のミユビシギの装いは冬羽から繁殖羽への移行中の個体が多いです。
4羽とも同じ状態の装いではなく、右端の個体が一番繁殖羽に近く、右から2番目が一番冬羽に近い状態ですね。
動画
前半は干潟を駆け回るミユビシギ、後半はハマシギとの共演です。
ハマシギとはくちばしの長さが違いますが、体の大きさや体上面の繁殖羽の装いは似ています。
今回はコチドリの水浴びの動画です。
水浴びをしてパタパタと翼を水面に打ち付けて体を立たせる姿はカワイイですね。
今回は食事中のハマシギの動画です。
ハマシギはお腹の黒斑と上面の赤褐色が目立つ繁殖羽となっています。
活発に食事をしている姿から、中継地で急いで栄養を蓄えて繁殖地へ向かう準備活動をしているのでしょう。
今回はちょうど3年前に葛西臨海公園で観察したサンショウクイです。
当日はシギチドリの渡りの最盛期。
鳥類園の汽水湖にある擬岩観察舎へ向かう途中、「ヒリリ、ヒリリ」という聞き覚えのある声が!
「サンショウクイ?」ととっさにそばの樹上を見ると、白黒のスマートな鳥をキャッチ!
今の時期は都市公園でもキビタキ、オオルリ、コマドリ、エゾムシクイなど夏鳥を観察できるチャンスです。
まさかここにはいないでしょ?と諦める前に夏鳥がいると思って注意して探してみると、思わぬ出会いがあるかも知れません。
動画①
ずいぶんとサンショウクイの周りに羽虫が飛んでいますが、お腹が空いていないのか無関心のようです。
動画②
最後の飛び出しはスロー再生を添付しましたが、白い翼帯が目立ちます。
丹沢湖から開成町付近の酒匂川中流域へ。
昨年11月19日にこの辺りでクサシギやカワアイサをじっくり観察した。
まだカワアイサは観察できるかな?と淡い期待をしたが、川面にその姿はなかった。
カワアイサの代わりに注目を浴びたのはコチドリ達だ。
川幅が広いので上空を飛翔している姿も地上に降りたってじっとしている姿も遠いが、存在感は抜群である。
コチドリのそばにコチドリより大きく脚が長く見える個体がおり、遠目で観察条件が悪かったがイカルチドリと判断した。
草原にはモズもジョウビタキもアオジの姿もなく、冬鳥シーズンの終わりを改めて実感する。
河口に向けて移動しても状況に差ほど変化はなかったが、草原の合間にある水たまりや水路にバン、オオバン、コガモがいた。
飯泉取水堰前の橋を渡って右岸に移動、堰に広がる水面を見ると、カワウと大型カモメの2つの群れを発見。
大型カモメ類の群れを注視すると、オオセグロカモメ、セグロカモメに混じってワシカモメがいるのを発見!
簡単な識別点は背中と初列風切りが同じグレーであること。
くちばしの先に黒斑があることから成鳥ではなく第4回冬羽から夏羽へ移行中の個体と推定。
動画 ※音声は消去しています
オオセグロカモメ 手前が第2回冬羽から夏羽へ、奥が第1回冬羽から夏羽へそれぞれ移行中と推定。
上画像と同じ個体 手前の個体は第2回冬羽に比べて肩羽の灰色がだいぶ濃くなっています。
堰にはヒドリガモの群れがまだ残っている。
この先の下流は面白い探鳥ポイントがたくさんあるが、今回は時間切れで、ここで探鳥は終了。
コチドリ
イカルチドリ
カワウ
バン
オオバン
コガモ
オオセグロカモメ
セグロカモメ
ヒドリガモ
ウミネコ
ワシカモメ
コサギ
ダイサギ
カワウ
計14種
冬鳥観察には遅く、夏鳥観察には早いこの時期、どこに探鳥に行こうか?
頭に浮かんだのは丹沢湖の水面を飛ぶヤマセミの姿だ。
せっかく丹沢湖に行くなら、酒匂川の上流に位置する丹沢湖から河口まで探鳥するのも面白いということで、酒匂川下りを計画した。
8時45分にダム湖畔に到着、上空ではイワツバメが飛んでいる。
いつものように世附方面から探鳥開始。
ヤマセミを求めて、水面はもちろん湖面に突き出た枝などヤマセミが止まっていそうな場所を丁寧にチェックする。
水面にはヤマセミはもちろんカモやオオバンやカワウすらも見当たらず。
水辺探索に疲れたら、クマタカ等猛禽類を求めて、周囲の山々の斜面、稜線上空をチェックする。
なんと今年1月の神奈川支部の丹沢湖探鳥会ではイヌワシ幼鳥が観察された。
イヌワシ観察の淡い期待を胸に秘めて、ちょっとした鳥影も見逃すことがないように探索するも、何も見つからず。
世附の奥にある渓流沿いを進む。
この辺りはヤマセミに加えて、カワガラス、イカルチドリも現れることが多い。
ポール上にキセキレイが「チチチッ、チチチッ」とさえずっている。
メンバーが渓流の対岸にある砂防ダムの排水口にいるカワガラスを見つけた。
一番下の段の側壁にある排水口で目撃された。
どうやら左右2つの穴を出入りしているようだ。
しばらく観察した後、今度は丹沢湖の東岸にある旧丹沢湖ビジターセンターへ移動。
移動中も見晴らしの良い場所を見つけてはヤマセミを探索するもいない。
センター前の駐車場付近は桜が満開で、湖畔に咲くこの風景を見るだけでも来た甲斐があったというものだ。
満開の桜が出迎えてくれた。
センター前から湖面を望む。
桜の上空ではイワツバメが何羽も気持ち良さそうに飛び回っている。
時々、地表におりては巣材に使うのであろう草をくちばしにつかんで飛び去って行く。
思いがけずイワツバメと桜をじっくり鑑賞することができて良かった。
ヤマセミ、クマタカは観察できず残念であったが、気持ちよく酒匂川中流へ。
イワツバメ
カワラヒワ
ヒヨドリ
アオサギ
キセキレイ
ウグイス
トビ
ハシブトガラス
ホオジロ
ゴジュウカラ
イカルチドリ
カワガラス
コゲラ
計13種 目撃談 ベニマシコ
ノハラツグミは確か2013年3月に多摩川の六郷土手のグランドで初めて観察しました。
今回ノハラツグミは六郷土手で観察した時と同じようにツグミの群れと一緒に行動していました。
同じツグミの仲間なので、どうしてもそばにいるツグミと比較してしまいます。
ノハラツグミの全長が25.5㎝でツグミが24㎝なので、ノハラツグミの方が気持ち少し長いですが、六郷土手で観察した時は数字以上に大きい印象を持ちました。
今回は樹上での観察がほとんどでしたので、下から見上げると大きさはほぼ同じように現場では感じました。
しかし、後で画像を見るとノハラツグミの方が大きく見えるような、、、。
正面下から見ると、ツグミにそっくりですが、腹がノハラツグミの方が白く見えました。
見え隠れする腰の青灰色が目を引きました。
動画
※現地では2月に多摩森林科学園で出会った若者2人と偶然の再会となりました。多摩森林科学園のブログ内で再会を楽しみにしている意味のコメントを記載した翌日の再会だったので驚いた。野鳥だけでなく人との出会いもフィールドでの楽しみです。2度あることは3度ある?またの再会を楽しみにしています!
今回はこの冬大いに盛り上げてくれたクビワキンクロ雌の特集です。
いよいよ夏鳥シーズン到来!でのカモ特集ですが、来シーズンに掲載するのは更に陳腐化してしまうので、今回を最後に〆たいと思います。
この際ですから1月20日の新横浜公園での様子も合わせて掲載します。
クビワキンクロは北アメリカ北部で繁殖し、北アメリカ中部・南部や中央アメリカ周辺で越冬します。
ですから、今回のクビワキンクロの飛来は、本来の生活圏から離れたいわゆる迷鳥として日本に渡って来た珍しいケースです。
ちなみにこの個体は横浜・町田間という狭いエリアで移動していたことと特に体に差がある部位は見当たらないので、同一個体と考えています。
この画像と下の動画を見て、腹に細かな斑があるので、雌の第1回冬羽と考えています。
動画