梅の公園から羽村堰へ。
羽村堰は初めて訪れる探鳥地だ。
特に冬季の野鳥観察が面白いと聞いているので、今回はその下見も兼ねて来た。
羽村市郷土資料館から多摩川の堤防に上がって探鳥スタート。
すぐそばで荷物を片付けているバーダーの方々に声をかけてみた。
彼らは奥多摩支部の皆さんで、ちょうど鷹の渡りの調査を終えたところだった。
こちらも梅の公園での調査から来た旨を伝えて、しばらく当地の野鳥観察の様子など野鳥談義をした。
話によるとノビタキが目の前の川原に飛来しているとのこと。
秋の渡りの常連さんのノビタキ、今季まだ見ていないので探すことにしよう!
河川敷に降りるとセグロセキレイの多さに驚く。
2羽のセグロセキレイが盛んに追いかけ回し合っているのは、縄張り争いなのか?
存在感抜群のセグロセキレイ
イソシギが「チーリーリー」と鳴きながら何度も目の前を通り過ぎる。
川面の上空ではツバメに混じってコシアカツバメが一緒に飛び回っている。
コシアカツバメは意外と観察できない野鳥なのだが、今回は久々にじっくり観察できた。
もちろんコシアカという名の通り腰の赤褐色が目立つが、体の下面も薄い赤褐色で図鑑で見るより目立った。
川の対岸にはいかにもノビタキが出没しそうな草原が広がり、ノビタキが草の上にとまっているイメージを持って注意深く観察する。
カワラヒワの群れが草原に入っては草の上部に止まるので、その都度ノビタキチェックが続いた。
しばらくして本物のノビタキが現れてくれた。
ノビタキは地上に降りておそらく採餌をしては何度も草の上部に飛び上がってくる。
動画もどうぞ。
少なくとも2羽のノビタキがおり、場所が良かったのか20分ぐらいずっと目の前の草原で観察できた。
ノビタキをじっくり観察しながら地元のバーダーの皆さんと野鳥談義をして楽しい時間を過ごすことができた。
日が傾く中でモズの高鳴きが響き渡り、川原に秋の雰囲気が漂う。
今回の奥多摩探鳥では地元バーダーのみなさんと交流することができ、このエリアでの探鳥意欲がますます高まった。
今年の冬は奥多摩エリアに出没して野鳥観察を楽しむぞ~!
見聞きした野鳥(観察順)
セグロセキレイ
ハクセキレイ
ムクドリ
スズメ
カイツブリ
ヒヨドリ
モズ
キジバト
イソシギ
アオサギ
カワウ
ツバメ
コシアカツバメ
カワラヒワ
ノビタキ
キジ
ハシボソガラス
計17種