自称横浜バーダー、久々の横浜探鳥記!
東京湾だけでなく、横浜バーダーなら横浜市内のシギチドリの動向も把握しておきたいところ。
そこで例年この時期にシギチドリの観察可能性のある金沢臨海部へ向かった。
1つは平潟湾で、毎年キアシシギの小群を中心に地味にシギチドリが渡りの途中に立ち寄る。
もう1つは長浜公園で、例年7月後半から戻り渡りのシギチドリが時々観察されている。
長浜公園 14:00~16:50
14時に到着。
日差しも気温も申し分のない厳しい状況で探鳥スタート!
まずはキアシシギがいそうなポイントを探すも発見できず。
本日はキアシシギの目撃談はないが、コチドリは午前中に目撃談があり。
長浜公園ではここ数年戻り渡りの時期にキアシシギが観察されている。
このキアシシギは長浜公園の近くにある平潟湾から渡りの休息の合間に飛来するのか?単に渡りの最中に立ち寄るのか?どちらなのか興味がある。
それにしても暑い。
何度も汗を拭き、水を飲み、帰ろうかと思っていたが、昨日ササゴイとコムクドリの目撃談があると聞いてしまったら、平潟湾に移動できなくなった。
ササゴイもコムクドリも長浜公園では7月に観察例が多く、ここ数年毎年観察している。
しかし今年は観察時期を逸したと諦めていただけに、せっかくのこのチャンスをものにしたい!
ササゴイには意外と早く会うことができた。
しばらくの間、暑さでボ〜と水面を見ていると、不意にピッと鋭い声を出してササゴイが視界に入って来るなり直ぐに反転してまた視界から消え去ったのである。
一瞬のタイミング良い出逢いだった!
一方、コムクドリには苦労した。
暑い中ずいぶんと歩き回るもムクドリの群ればかり。
16時すぎになってようやくコムクドリ雄が目の前に現れた!
コムクドリは例年長浜では7月に入った辺りから観察され始め、しばらく滞在した後に南に渡って行く。
今回は5羽の群れを確認できた。
うなるような暑さだったが、今年の観察を諦めていたコムクドリやササゴイ、そして地元の先輩バーダーとお話もできて有意義な探鳥となった。
当初15時には移動予定だった平潟湾へ急いで向かう。
見聞きした野鳥(観察順)
ムクドリ
スズメ
アオサギ
メジロ
カルガモ
カワウ
キジバト
トビ
カワセミ
ツバメ
シジュウカラ
ヒヨドリ
ダイサギ
コサギ
ウグイス
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ササゴイ
コムクドリ
計19種
平潟湾 17:20~18:20
到着時は満潮に近い状況だったので、シギチドリが採餌できる干潟は完全に水没していた。
こうなるといつものようにシギチドリ達は波止場のような鉄柵やボートに移動して休憩していた。
シギチドリは全てキアシシギで総数27羽。
いつも鉄柵で休んでいるが、この日は先客のアオサギがいるので、珍しく一部はボートで休んでいる。
キアシシギの胸や脇にある波状の横斑は、春先より薄くなっている個体もいる。
この横斑は冬羽への換羽が進むと共に消えてなくなる。
平潟湾では戻り渡りで立ち寄るシギチドリは主にキアシシギだが、ソリハシシギやメダイチドリなど、10月くらいまでは何が現れるか分からない。
ここの夕陽はなかなか良いので、しばらく光景を味わって平潟湾を立ち去った。
見聞きした野鳥(観察順)
ウミネコ
キアシシギ27
アオサギ