稲敷からチュウシャクシギのねぐらが観察できるという利根川中流の小見川大橋付近の水田へ移動。
ざっと辺りの水田を見渡すも数羽のチュウシャクシギがいるだけで、ねぐら入りには早すぎたようだ。
そこで付近にあるコジュリン公園でコジュリン、オオセッカなどを観察することになった。
公園付近には田植えをしたばかりの水田が広がる。
農耕民族のDNAなのか初夏のこの風景はどこか懐かしく心地良い。
しばらくして水田の中にたたずむチュウシャクシギを発見。
逆光で見にくいが西日が水面を照らしてキラキラ輝いて綺麗だ。
チュウシャクシギを1羽見つけると不思議と次々と周囲の水田にもいることに気付く。
この辺りのチュウシャクシギが先ほどのねぐら場所を利用するのだろう。
更に奥にあるコジュリン公園そばまで行くも問題発生。
数年前にコジュリン公園を利用した際には公園そばに大きな駐車スペースがあったのだが、今回そのスペースに入る道が封鎖されていた。
更に水田そばにかろうじて2台分しか置けない駐車場があるのみでしかも満車状態である(皆さん、利用時には気を付けてください!)。
仕方なくコジュリン公園から離れた場所に駐車して、その付近で探鳥することになった。
コジュリン公園のそばのアシ原だから野鳥もいるだろうということで探鳥スタート。
上空ではヒバリが気持ち良さそうに上下にホバリングしながらさえずっている。
アシ原からはオオヨシキリの声があちこちから聞こえるも、コジュリン、オオセッカの声はせず。
ふらりとアシ原に分け入ると大きな沼が見えてきた。
そこには1羽のセイタカシギがたたずんでいる。
不意に「チュウヒが飛んでいる!」という同行者の声が聞こえた。
声の方を振り向くとチュウヒがアシ原を舞うように飛んでいる。
チュウヒは関東では主に冬鳥ではあるが、利根川流域では繁殖している個体もいるとの話は聞いている。
このチュウヒがどちらなのか興味がある。
付近の芝生に目をやるといつの間にかチュウシャクシギが4羽採餌中だ。
ゆっくり近づくも30m近くの距離でチュウシャクシギが飛び去ってしまった。
近づきすぐたことを反省しつつ、チュウシャクシギとの間合いの参考となった。
ふと、先日の葛西臨海公園の擬岩観察窓からチュウシャクシギを7mくらいの教理から観察できたのは改めてラッキーだったと思う。
チュウシャクシギの代わりにヒバリが近くに降りてきた。
最近ヒバリをじっくり見ていない。
やはり冠羽が立っている状態と寝ている状態とでは印象が違って見える。
夕暮れが近づいてきた。
そろそろチュウシャクシギがねぐらポイントに集まっている頃だ。
先ほどの小見川大橋に向かう。
続きは次回に。
見聞きした野鳥(観察順)
チュウシャクシギ
カルガモ
キョウジョシギ
ヒバリ
オオヨシキリ
セイタカシギ
トビ
チュウヒ
計8種