前回はヨシガモ雄でしたので、今回はヨシガモ雌を掲載します。
個体A 非繁殖羽
三列風切が黒褐色で根元の方は淡い⇒雌の非繁殖羽、雄の幼鳥 ⇔雌の幼鳥は全て黒褐色 ⇔雌の繁殖羽は黒褐色の中に褐色斑がある。
肩羽に淡褐色の斑と羽縁がある⇒雌の繁殖羽(よりハッキリ出る)、雌の非繁殖羽 ⇔雌の幼鳥はないか目立たずにのっぺりした表面に見える。⇔雄の幼鳥は縦斑あるいは無斑。
個体B 非繁殖羽
個体Aとほぼ同じ状態ですが、三列風切の濃淡はこちらの方が分かり易いです。
個体C 雌の非繁殖羽と思いきや雄の幼鳥と推定
肩羽に小さい縦斑があるのと、胸元は幼鳥特有の細かい小さな斑に見えるような気がします。⇔雌の成鳥は個体A・Bのように大きい斑の模様です。
となると画像からは雄の幼鳥に見えてきました。
脇羽も幼鳥特有の尖った感じに見えます。
現時点では雄幼鳥にしておきますが、雌と間違いやすいので掲載します。
参考画像 非繁殖羽 2015.1.24 鶴見川
場所も時期も違いますが、1月下旬の雌の装いです。依然として繁殖羽の特徴である三列風切の褐色斑が出ていません。
おそらくそろそろ渡り始める3月頃なら繁殖羽が観察できると思います。
今シーズンはヨシガモ雌の繁殖羽に注目して行きたいと思います。