探鳥記とは別にメジロガモの特集を組みました。
和名は目が白いので目白鴨(雄の虹彩は白色ですが雌は暗色です)。
英名はFerruginous Duckで、意味は鉄さび色のカモ。
敢えてカタカナ表記しますと、ファルジーナスダックです。
体全体の赤褐色が鉄さびに見えるのがその由来です。
この時期のカモですからエクリプスの状態なのか迷うところです。
ちなみにエクリプスとは、簡単に言いますとカモの雄が繁殖期を終えると雌と似た羽根模様に換羽することで、繁殖地から日本に渡って来る今頃のカモはエクリプスまたはエクリプスから繁殖羽に移行中の個体が多いです。
それでは今回のメジロガモもエクリプスの状態なのでしょうか?
困った時は「日本のカモ 識別図鑑」(著者 氏原巨雄・氏原道昭)の出番です。
掲載されている繁殖羽のメジロガモ雄の画像は体全体がもっと赤みが強いので、今回の個体は繁殖羽ではなくエクリプスと思われます。
画像
正面顔。くちばし先端部の黒の範囲は雌より狭い。
以下、右向け右!
頭部が暗い色なので目の白さが映える!
お尻の白が非常に目立つ!オカヨシガモ雄の黒パンツに倣って、白パン、白パンと連呼している方がいました。
胸の照りが美味しそう×きれい○に見える!
採餌の際は体を低い姿勢にしていますね。
腹が真っ白なので成鳥です。幼鳥は細かい褐色斑があります。
動画
メジロガモの採餌の様子。晴天時だとお尻の白が映えますね。
0:00 ホシハジロ登場
0:20 ヒドリガモ登場
0:35 ホシハジロ登場
0:52 ヒドリガモ3羽登場
1:08 ホシハジロ登場
メジロガモの採餌の様子。
0:00 ヒドリガモと採餌
0:13 ホシハジロ登場
1:00 ホシハジロ再登場