今回はトラツグミの捕食行動の様子を特集します。
前日円海山のトラツグミポイントで観察できなかったので翌日再挑戦しました。
トラツグミはこのポイントで毎年観察されるのですが、トラツグミの警戒心が強いのと私のタイミングが悪いのとが重なり、今まで一度も観察したことがありませんでした。
ポイント到着時に周囲には誰もいないので、出会えるのでは!と期待して探索しましたが見当たらず。
今回も駄目かとしばらく周囲を探鳥した後に改めて見ると、何とトラツグミが地面を盛んにほじくっていました。
大好物のミミズを探しているのでしょう。
いつの間に降り立っていたのか ?
トラツグミは珍しい鳥ではないですが観察しにくい鳥なので、出会うとつい興奮してしまう、まして今まで観察できなかった場所なので。
じっくりと観察・撮影して改めて細部を見ると、この個体は黄色模様が弱いのかトラという感じはしない。
画像を見比べると、そこまでの差はありませんでしたが、フィールドでは違和感がありました。
気分転換に肉眼で見るとどこにいるのか探してしまうほど周囲と同化していました。
トラツグミとの距離は約30mくらいで、もちろん私の存在を認識しつつ、捕食行動を続けていました。
が、突然、樹木の中に飛び去ってしまいました。
はっと後ろを振り向くと3人のバーダーがちょうどやって来たところでした。
その距離は約50mくらいで、この距離でも逃げてしまうのか!
バーダーからは、よく近くで撮影できたね!と感心されましたが、じっと動かずに撮影したのが良かったのかもしれません。
動画
時々体を上下に動かしていますが、この動作は地下にいるミミズをびっくりさせて捕食しやすくしていると思われます。
ヤマシギやアオシギも同じような動きをしてミミズなどを捕食することがあります。