野鳥 ソリハシシギの姿勢と大きさ比較

 

今回はソリハシシギの姿勢と他のシギチドリとの大きさ比較です。

姿勢


行動中の姿勢  2014.8.3 平潟湾


休息中の姿勢(首が縮まり羽根を膨らませている状態)は行動中の姿勢と比べて印象がずいぶん変わります。 2014.5.6 葛西臨海公園


真横からの画像でないのが残念ですが、特徴的なくちばしを羽根の中に隠して寝てしまうとソリハシシギと分かりにくくなります。2014.5.6 葛西臨海公園

この場合、よく似たキアシシギとの区別が問題になりますが、胴体の大きさや肩羽にできる太い黒線が識別のポイントとなるでしょう。

以下の画像は同じ場所にいたキアシシギで、ソリハシシギと同じ格好で休憩中です。

灰色の体上面と黄色の脚が共通なので似ていますね。

春の渡りの時期に撮影したので、両者とも繁殖羽となっており、繁殖羽の特徴に注目すれば、両者の違いが分かります。

ソリハシシギでは肩羽根にでる太い黒線が、キアシシギでは胸から脇に出る波上の横斑が識別点です。

問題は冬羽、あるいは繁殖羽から冬羽への移行中の場合です。

この時期は両者の繁殖羽の特徴が消えるか目立たなくなり有効な識別点でなくなります。

そうなると最後は大きさの違いが有効となります。

 

大きさ比較

 

前にいるのがソリハシシギ、左奥がキアシシギです。

両者が並んでいるような分かり易い画像がないのが残念ですが、大きさの印象度合いを表す胴体はソリハシシギの方がキアシシギに比べて一回り小さいように見えます。

ちなみに背中が見えているのと右の個体はオバシギ幼鳥です。

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