前回サンショウクイの巣がコサメビタキの巣に似ていると書きました。
そういえば最近はコサメビタキの巣を探鳥地で見ることが多いです。
そこで今回はコサメビタキの巣(未完成も含む)をいくつか紹介します。
富士吉田市 2015.5.31
横枝ではなく斜めの枝の上にあります。折れた枝の根元の部分を滑り止め?にして上手に作っています。
くちばしにくわえているのはコケに見えるのですが。修復それとも作成中でしょうか?
御殿場市 2016.4.29
幹から横に30㎝ぐらい突き出た枯れ枝の上にあります。
この巣の外壁のコケの付け方は巧ですね。
この巣の中の様子です。
5月3日に来た時に、巣が横枝ごと無くなっており、下には巣が落ちていました。
カラスに落とされたのでしょうか?
枯れ枝なのでカラスが勢いよく乗れば折ることも可能でした。
御殿場市 2016.5.3
落ちた巣を見つけて落胆していたところ、近くで巣を造成中のコサメビタキを見つけました。
巣を落とされたコサメビタキと同一個体でしょうか。
今度は学習?して真上に枝がある屋根付きの巣です。
土台ができた段階でしょうか。
これ以降に発見したコサメビタキの巣はこのタイプです。
根室市 春国岱 2016.6.5
この巣も巣の上に枝があります。
裾野市 2017.5.4
まだ土台を作り始めたばかりの感じですね。
この巣も左斜めに伸びる太い枝に覆われています。
戸隠 森林植物園 2017.5.19
この巣も上に枝があります。
外壁のコケと枝にあるコケと色合いがピッタリですね。
まとめ
巣を設置する位置や樹木の色に適合させて巣を作っていることが分かります。
特に最近見る巣は上の間に必ず枝がある屋根付き物件です。
カラスからの攻撃や雨をしのぐためのものなのか?単なる偶然なのか?興味があります。