先月の酒匂川探鳥では2か所でクサシギを観察できました。
神奈川県内でクサシギ観察は、秋の渡りの時期に平塚などの水田地帯で、越冬中なら酒匂川中流域やその支流域での観察が多いでしょう。
クサシギの生息環境は似たような大きさ・形・色のイソシギやタカブシギと重なるイメージを持っています。
クサシギは私の経験上この2種より警戒心が強い傾向にあるので、見つけにくく見つけても近くでじっくり観察する機会は少ないです。
個体A
今回の探鳥中、何度も飛び去っては戻って来た個体です。
体上面には細かな白っぽい斑が目立ち、タカブシギを思い起こす個体です。
雨覆と三列風切に大きなバフ色の斑があるので、第1回冬羽と思います。
動画
個体B
個体Aより体上面がオリーブ色で淡色斑が目立たず、イソシギを思い起こす個体でした。
個体識別は画像不鮮明のため行えませんでした。
動画