前回に続いてキンクロハジロ特集、今回はキンクロハジロ雌の第1回冬羽です。
現場で雌の第1回冬羽を観察した感想は①虹彩が黄土色 ②下腹が白くない ③体が周りの成鳥に比べて小さく見えたことでした。
※この個体は「日本のカモ識別図鑑」P209の右側中段の個体に似ていると思いました。
その下段にある幼鳥画像と見比べると、体上面の色合いが違うので幼鳥ではないと思いますが、もしかしたら幼鳥から第1回冬羽への移行中かもしれません。幼鳥と第1回冬羽との境界が分かりませんので、現時点では第1回冬羽とします。
画像
参考画像
一方、雌幼鳥以外の虹彩は黄色に見えます。画像は成鳥雄です。
成鳥に比べて、下面の色が薄く、下腹や脇に褐色の細かい斑が見えます。
動画
おそらく餌付けに慣れているのでしょう足元まで来ました。
この個体、動画撮影後に対岸に移動して観察していたところ、餌を求めて真っ直ぐこちらに向かって来ました。
同行者からは私がこの個体に好かれていることになっておりましたが。