じっくりカワガラスを観察したので、さらに奥に進み、例年コマドリやミソサザイが観察できる場所に向かう。
付近のせせらぎからはミソサザイが、木々の高い方からはオオルリがその姿と美声を披露している。
周囲には日曜日ということもあってか、コマドリ目的?のバーダーやカメラマンが多数。
しばらく待つがちょっとコマドリも出にくい状況と判断して、大山へ向かう登山道を途中まで歩くことにする。
登り始めてすぐにイカルのユーモラスな声がする。
声の方を探すと斜面にイカルが5羽採餌中。
今度は杉林の上の方からコマドリのさえずりが聞こえて来る。
コマドリは地上付近や枝止まりでも下の方の枝でさえずっているイメージがあるので違和感があったが、そういえば以前8月の上高地でも上の報で囀っていた。
近くで鳴いているので何とか見ようと、久々に気合を入れて道なき斜面を登ったが確認できず。
この辺りは野鳥密度が濃いのか続いてクロツグミの美声が聞こえてきた。
何とか姿を見たい。
クロツグミは木のてっぺんで囀さえずるイメージがあるので、周囲の木々を見渡せる場所に移動して木のてっぺんに絞って探鳥する。
すると、こちらを向いて鳴くクロツグミを発見!
距離は相当離れているが、遠目からでも黄色のくちばしがハッキリと見える。
こちらを向いているので、距離以上に近くに聞こえる。
クロツグミを十分楽しんで再び登り始める。
高度が上がったせいかヒガラの声が聞こえてくる。
ヒガラが近くまで寄って来たので姿を観察。
やはりシジュウカラより体は小さいと再認識する。
野鳥の声が不活発になったと感じた地点で下山を開始。
先ほどのコマドリポイントでは杉林だけでなく遠くの草地からも美声が聞こえるが、観察にまたも失敗。
下山して再度コマドリ、ミソサザイポイントに向かう。
先ほどよりバーダーやカメラマンが増えたようだ。
コマドリはあれからずっと観察されていないそうだ。
夕方、人が少なくなるまでコマドリは観察できないだろう。
そばのせせらぎでミソサザイが盛んにさえずっているのをじっくり観察して、次の探鳥地に向かうことにした。
見聞きした野鳥(観察順)①②共通
カケス
ヤブサメ
ミソサザイ
カワガラス
アオゲラ
イカル
ヒヨドリ
ウグイス
オオルリ
コマドリ
クロツグミ
カワラヒワ
メジロ
センダイムシクイ
ホオジロ
ヒガラ
エナガ
計17種