本日は午後から上野の杜で用事があったので、その前に不忍池に立ち寄った。
雨が降っているのにわざわざ何故に不忍池へ?
ここはカモの越冬地として昔から有名な場所で、1977年には国内初となるクビワキンクロが発見されたところでもある。
その後の探鳥地としての栄枯盛衰?はあれど、これから迎えるカモの観察シーズン!カモの飛来状況を知りたいところである。
雨降る中を上野駅から西郷像のそばを抜けて、不忍池に到着。
雨の不忍池
ざっと遠くから水面を見渡すと野鳥の姿がなく心配したが、水際のボートの上にポツンポツンとカモの姿を発見して一安心。
近づくと1羽のオナガガモが水面に降りて目の前にやって来た。
動画 ※上の画像と同一個体
ボートの上にオナガガモと一緒にハシビロガモが休んでいる。
エクリプス状態のハシビロガモなので、繁殖羽の緑の頭と脇の赤茶色ではなく地味である。
その地味さゆえにオナガガモ達と並んでいても目立たない。
ハシビロガモ雄のエクリプス
先に進むと水面に突き出た遊歩道があり、すぐそばで2羽のカルガモが泳いでいる。
餌付けされているのか人慣れしている感じだ。
上尾筒が黒いのでカルガモの雄と思われる。
目の前の水際にはコサギがじっとしている。
脚の指が黄色のに注目。
近くのロープには何とカワセミの姿が!
不忍池のような環境ならカワセミがいても何ら不思議ではないのだが、やはり都会の真ん中で見つけるのは嬉しい。
雨の中でも背中の青は映える。
カワセミ観察の後、池を一周したが、歩いている最中に何度もカワセミの鳴き声が池に響いていた。
探鳥終了時間となった。
たった30分だったが、カモはもちろん、カワセミまで観察できて良かった。
不忍池はカモとの距離が近いので観察・撮影には良い場所だ。
次回探鳥に来る時は水面にもっとたくさんのカモがいることだろう。
今から楽しみだ。
見聞きした野鳥(観察順)
スズメ
オナガガモ6
ハシビロガモ1
カルガモ2
カワセミ
コサギ
ムクドリ
キジバト
計8種