酷暑の中、葛西臨海公園へ。
正午からの探鳥、潮の状態から東西なぎさにはいかず、センター周辺の探鳥となった。
この時期、汽水池の擬岩観察舎では渡り途中の淡水系のシギ・チドリが観察される。
今回はどんな出会いがあるか?
駅から真っ直ぐに擬岩観察舎へ。
まずはアオアシシギ。
杭のそばで休む個体、活発に採食する個体、合わせて4羽(冬羽に換羽中の成鳥3と幼鳥1)を確認。
次にコチドリ、数羽いる中にイカルチドリを発見。
次にキアシシギ、観察時間中、鳴き声をずいぶんと聞いた。
観察舎の中は蒸し暑く、じっとしていても汗が滴り落ちるほどであったが、この3種の観察と撮影に夢中になり、気が付くと一時間経過。
そろそろセンターへ移動しようと考えた矢先、ふと見るとタカブシギが舞い降りていた!
しかも羽根模様が綺麗な幼鳥で、更に一時間留まることになった。
こちらの暑いが、シギ達も熱いようで杭の日陰に移動して休憩したり、くちばしを半開きにしてたたずんでいる光景を見る時間が増えてきた。
左奥)アオアシシギ 右手前)キアシシギ 暑さに苦悩する表情に注目!
潮が満ちて来て、シギ・チドリが擬岩観察舎からセンター前の湿地方面に移動したので、合わせて移動。
淡水池ではカイツブリが活発に潜水を繰り返していた。
オオヨシキリ、ヨシゴイは観察できず。
センター2階に移動して、汽水池を探索開始。
手前の亀島周辺ではヒクイナ親子が、周辺の樹上ではコムクドリが観察されているそうだ。
ヒクイナを意識しながら、シギ・チドリを探索。
しばらくすると擬岩観察舎で観察したタカブシギ、アオアシシギなどを再び発見。
遠目からの観察は動きや他種との大きさ比較などが分かりやすく、近距離とは違った観察ができる。
最後までヒクイナは現れなかったが、暑さでそろそろ限界である。
珍鳥はいなかったが、基本種をじっくり丁寧に観察できて充実した探鳥であった。
見聞きした野鳥(観察順)
アオアシシギ、コチドリ、オナガ、イカルチドリ、キアシシギ、ムクドリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ハクセキレイ、スズメ、カルガモ、タカブシギ、カワセミ、ハシボソガラス、カワウ、カイツブリ、ヒヨドリ、イソシギ、ゴイサギ 計20種