前日の三番瀬に続いて、本日も千葉県でのシギ・チドリ探鳥。
舞台は九十九里浜の片貝漁港と上総一ノ宮。
まずは片貝漁港へ。
昨年は到着1時間前にヒメハマシギが飛び去ってしまうという大惨事に見舞われた場所である。
到着時、漁港そばの浜辺はサーファーでにぎわい、昨年見られたミヤコドリやミユビシギの群れは見当たらない。
沖合には越夏しているクロガモの群れ、この夏は周辺でビロードキンクロも観察されているとのこと。
そばにある大きな池に目をやるもウミネコが1羽いるのみ。
昨年とまるで違う光景にしばし唖然として、せめて一種でもシギ・チドリを探そうと決めたとたん、砂浜にたたずむオオメダイチドリ幼鳥を発見!
1種見つけると次々と見つかるから不思議である。
メダイチドリ、シロチドリの成鳥と幼鳥のチドリ足の行動をしばらく楽しんだ。
同行メンバーが池の水際を歩く小型シギを発見したので、急いで確認すると脚の黄色が目立つヒバリシギであった。
現場にいたバーダーによると、我々の到着前にハヤブサの登場で一時避難した個体が、また舞い戻って来たようだ。
海岸はこれ以上の進展はないと見切り、昨年オオメダイチドリやメダイチドリなどを観察した河口そばの岸辺に移動。
あいにく干潟は出ておらず、苦笑いであったが、何とか護岸で休むキアシシギの群れを発見。
よく見ると、ソリハシシギとイソシギも混じっており、改めて似たもの3種類の識別比較の確認を行った。
この観察を終えて、次の目的地の上総一ノ宮へ移動。
※ここでブログを終える予定であったが、数日後に同行メンバーが画像整理中にこの3種以外のシギがいるのを発見。
自分も画像分析を急遽実施したところ、エリマキシギ雌幼鳥と判断した。
上の拡大画像 上面の綺麗な状態の太くて黒い軸斑と淡褐色の羽縁が目立つ。
嬉しい同行メンバーからの便りであったが、現場で見落としてしまったことが悔やまれてしようがない。
フワッと観察してしまったことを大いに反省!!!
見聞きした野鳥(観察順)
ホオジロ、クロガモ、ウミネコ、カワウ、ダイサギ、オオメダイチドリ、メダイチドリ、シロチドリ、セッカ、ハクセキレイ、ヒバリシギ、ハシボソガラス、スズメ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ 計16種 ※エリマキシギ雌幼鳥を確認