ヨーロッパトウネンが先日観察されていたので、三番瀬へ。
今年はヨーロッパトウネンに会っていないので、是非観察したいところ。
到着時、予想していたより潮が引いており、広範囲での探索が必要な状況。
まずはシギ・チドリが多い市川側を中心に探索開始。
秋が深まり、ハマシギとミヤコドリが多さが目立ってきた。
例年2種ともこのまま三番瀬に越冬する個体が多い。
ちなみにミヤコドリは213羽を確認、最盛期には400羽前後に増えて、日本最大の越冬地となる。
気になるのは昨年カムチャッカ半島で生まれた足輪番号T6が見当たらなかったこと。
T6は稲毛か葛西方面に遠征していて観察できなかったと思いたい。
この日のハイライトは上空を「チョー、チョー、チョー」と鳴きながら干潟に舞い降りたアオアシシギだろう。
初秋に比べて、シロチドリの数が目立ち始めて来た。
この時期、夏羽から冬羽へ換羽するシギ・チドリが多い中、換羽のサイクルが早いシロチドリは徐々に冬羽から夏羽へ換羽していく。
シロチドリ雄 冬羽から夏羽へ換羽中の個体 目先と額が黒くなってきている
観察できたダイゼン達はすっかり冬羽に様変わりしていた。
前回観察したオバシギとコオバシギは見当たらず、渡ってしまったようだ。
ただオオソリハシシギはいまだ健在。
観察できるのは嬉しいが、そろそろ渡った方が良いのでは?と心配してしまった。
沖合には300羽近くのスズカモが集結。
だんだんと冬の三番瀬の景色に近づいて来た。
結局、ヨーロッパトウネンだけでなくトウネンも観察できず。
ヨーロッパトウネンは東京湾最奥部で越冬することもあるので、引き続き注目していきたい。
次の目的地は東京港野鳥公園?稲敷?
ここで現場のバーダーから稲敷に先日ヨーロッパトウネンらしき個体が観察されたそうだとのお告げが!
欲望に引かれて、稲敷参りとなった。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)
スズメ、ハクセキレイ、ミユビシギ、ハマシギ、ウミネコ、ミヤコドリ213、オオソリハシシギ、ダイゼン、シロチドリ、キョウジョシギ、アオアシシギ、トビ、オオセグロカモメ、スズガモ約300、カワウ 計15種 目撃談 ミサゴ