探鳥記 2020.6.6 金井遊水地 9:30〜11:30 晴れ

コチドリの繁殖の有無のチェックとオオヨシキリを観察すべく、金井遊水地へ。

前回4月12日に観察したコチドリ達のその後の様子が気になっていた。前回の金井遊水地の探鳥記

金井公園前の遊水地付近から「ギョギョシ、ギョギョシ」とインパクトのあるオオヨシキリの声が早速聞こえてきた!

オオヨシキリが樹木とアシ原の2ヶ所でシャウトしている。

後ろにあるマンションの住人も大変だなぁと思うほどの大音量である!


オオヨシキリ

オオヨシキリを十分観察できたので、次はコチドリの繁殖状況の調査である。

現在、金井公園を挟んで2箇所の広大な工場跡地があるが、どちらも立ち入り禁止であり、ここでコチドリが繁殖すると推察している。

下流側の跡地ではセッカヒバリの声がするも、コチドリは発見できず。

上流側では簡単にコチドリを見つけることができたが、跡地内をウロウロしており、繁殖活動中という感じではなかった。

別の場所から再探索したところ、ウロウロしているコチドリとは別に、遠くの方でじっとして動かないイカルチドリを見つけた。

イカルチドリは立ったままずっと同じ場所を動かず、暑いのだろう時々くちばしを大きく開け閉めしていた。

その後、その場所にしゃがみこみ、私が立ち去るまで動くことはなかった。


イカルチドリ コチドリよりくちばしが長く、アイリングが目立たない

この状況は、抱卵中に気温が上がったので卵を冷やすために抱卵を一時中止していたのでは?

くちばしを開け閉めする行動は暑い状況であったことを意味することからも。

そして、しゃがんだのは再び抱卵に入ったのではないか?と推察した。

スコープを使ってやっと観察できる距離なので、巣や卵の有無は分からず、繁殖の真偽は不明のままである。

ちなみにイカルチドリは横浜では冬季に観察できる鳥で、この時期にまさか観察できるとは思わなかった。

そのため発見当初はコチドリと思い込んでいたが、コチドリにしては長いくちばしで、黄色のアイリングが目立たないので違和感があった。

イカルチドリの横浜での繁殖の有無は未解決だが、この時期に観察できたことは有意義であった。

見聞きした野鳥(観察順)

メジロ、シジュウカラ、オオヨシキリ、バン、カワウ、カルガモ、スズメ、アオサギ、トビ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、コゲラ、セッカ、ヒバリ、コチドリ、ハクセキレイ、イカルチドリ 計18種

 

 

 

 

 

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