4週連続の三番瀬探鳥である。
本日は私が所属するふれあいの探鳥会に参加した。
最近コオバシギ成鳥のほぼ繁殖羽の個体が滞在中とのことで、その観察が楽しみである。
到着時、すでに干潟に広がるネットの手前に50人くらいのバーダーが見えた。
注目の的はやはりコオバシギだった。
観察者の多さに遠目から観察を開始。
スコープで観察するとオバシギ幼鳥もいるので、さっそくオバシギとコオバシギとの似たもの比較を実施。
※動画解説 前半)ダイゼンに包囲⇒オバシギ2羽が右から登場 後半)ウミネコの後ろを右へ進む⇒前をミユビシギが通る
しばらくすると、シギ・チドリ達は市川側の奥の水際の方へ飛び去って行った。
そちらには向かわず、左手の干潟を探鳥することにした。
まずは幸運にもオオメダイチドリを発見!
しばらくしたらメダイチドリがそばにやって来て、両者の違いを堪能した。
脚の長さの差は一目瞭然。
オオソリハシシギ幼鳥達が食事をしながら、こちらに近づいてきた。
幼鳥の整った綺麗な状態の羽根模様に魅了された。
集合時間となったので、いったん干潟から上がり、探鳥会開始後、今度は右手の市川側へ。
奥の波打ち際には大勢のバーダーが集結して観察中。
本日は我々を含めて少なくとも4つのグループが探鳥会を実施中。
一般バーダーを含めると200人くらいはいたと思う。
現場へ向かう途中、ミユビシギ、メダイチドリ、ダイゼンなどを観察。
ようやく大勢のバーダーが集合する場所に到着。
やはり、皆さんのお目当てはコオバシギである。
コオバシギ成鳥 繁殖羽から冬羽へ移行中 下面に横斑のようなものが出始めている
先ほどよりも間近でじっくり観察できた。
シギ・チドリの群れにはオバシギ幼鳥、ダイゼン、ミユビシギ、キアシシギ、オオソリハシシギ、ミヤコドリ、ハマシギらがおり、活発に食事中。
一度に様々な種類、大きさ、羽衣の違いを見ることができ、目移りして観察・撮影に困ってしまった。
昼休憩後、干潟に出るとまずはメダイチドリの小群が登場。
その中にオオメダイチドリがおり、目の前を素早く駆け抜けてカニを捕まえる行動を披露してくれた。
※その時の様子は以前掲載しました⇒ここをクリック
さすがに昼過ぎの干潟は遮るものがなく正に炎天下、暑い中を船橋側奥へと進む。
ここではオオソリハシシギ幼鳥をじっくり観察。
幼鳥ながらもくちばしや胴体の大きさに差があり、成鳥と同じく幼鳥の時から違いが分かれているのだろう。
船橋側の堤防とその向こうを探索するも成果なし。
暑い中、三番瀬の全エリアを一通り観察できて達成感を持って無事探鳥会を終えることができた。
見聞きした野鳥(観察順)
ダイゼン
オオソリハシシギ
オバシギ
コオバシギ
ミユビシギ
ウミネコ
ミヤコドリ
カワウ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
ダイサギ
チュウシャクシギ
セッカ
ハクセキレイ
コサギ
アオサギ
ムクドリ
計17種