前回からの続き。
次は北部へヤツガシラやクロウタドリなど春の渡り鳥を求めて移動。
移動途中ではカンムリワシを観察。
北部に到着して、まずはヤツガシラを探索するも残念ながら会えなかった。
次はクロウタドリに切り換えて探索することに。
移動中ではチュウダイズアカアオバトやシマアカモズを観察。
雨に濡れるシマアカモズ
クロウタドリは滅多に会える鳥ではないので、このせっかくの機会は逃したくない。
この頃になると、雨足が更に強くなり、もはや豪雨である。
いくら車移動の車内観察とはいえ、中止になってもおかしくない感じだ。
この状態でも何か所かポイントを回って、ついにクロウタドリを発見!
雨が降っていようが、怪しい車?がいようが、渡り途中なので盛んに採餌をしている。
クロウタドリ クロツグミに似ているが一回り大きい。
残る最大の懸念事項はカタグロトビ!
先ほどのポイントに行くも今回も観察できず。
残り時間が少なくなる中、周辺一帯を探索。
ガイドさんの執念がひしひしと伝わってくる。
そしてついに走行中にチョウゲンボウのような飛び方をする白っぽい鳥を発見!
双眼鏡で覗くとまさにカタグロトビだった!
天候が悪い中でも、上手にホバリングしてネズミなどの動物を狙っている様子だ。
トビというよりはチョウゲンボウのような姿と動き方で、カタグロチョウゲンボウと呼びたいぐらいだ。
旺盛な繫殖力のようで、今後増加する可能性が高い。
カタグロトビが本日のオオトリかと思ったが、ホテルへの帰路を走行中、フェンスに止まるサシバを発見。
ホテルまで送迎してもらい、無事ガイドツアーが終わった。
ズグロミゾゴイとリュウキュウヨシゴイは明日以降の課題となったが、この雨の中、Sea Beansさんにガイドをお願いして本当に良かった。
自分らだけではとても今回のような観察はできなかった。
また、たとえ満足できる結果にならなかったとしても、Sea Beansさんのプロフェッショナルな姿を目の当たりすれば、今回は鳥運がなかっただけだと納得したことだろう。
当初は夜間ガイドツアーも申し込んでいたが、この雨ではどうしようもないので中止となった。
夜、食事へ向かう途中、アオバズクのような声が聞こえた。
が、何か似た音が聞こえただけだろうと思っていたら、しばらくして電柱ぐらいの上空を音もなくアオバズクが飛んでいった。
2日間とも夜まで雨が降っていたため、リュウキュウコノハズクの声を聞きに行くことができなかったのは残念だったが、それは次回再訪時の楽しみにしておこう。
明日はいよいよ最終日。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)
ホオジロハクセキレイを含むハクセキレイ
ダイサギ
カワウ
オサハシブトガラス
イソヒヨドリ
ツバメ
ツメナガセキレイ
リュウキュウキジバト
ツバメ
カラムクドリ
アオアシシギ
オオハシシギ
カルガモ
コガモ
ホシハジロ
シマアジ
オオバン
ハシビロガモ
セッカ
オナガガモ
タシギ
タカブシギ
バン
キョウジョシギ
メダイチドリ
ムナグロ
オオメダイチドリ
トウネン
ミサゴ
ハヤブサ
リュウキュウキジバト
ベニバト
シロハラクイナ
タカサゴモズ
ウグイス
コチドリ
セイタカシギ
アカアシシギ
リュウキュウツバメ
イワツバメ
イソシギ
カンムリワシ
シマアカモズ
ジョウビタキ
チュウダイズアカアオバト
クロウタドリ
アカハラ
リュウキュウサンショウクイ
タゲリ
カタグロトビ
サシバ
計51種
※夜ホテル付近 アオバズク
2日間の観察総計68種