探鳥記 2019.3.8 石垣島① 1日目 11:20~18:40 雨

今回は2泊3日で念願の石垣島での探鳥を行った。

石垣島といえば、カンムリワシズグロミゾゴイカタグロトビムラサキサギリュウキュウヨシゴイ、、、といった観察したい野鳥が次々と出てくる場所だ。

観察時期としては、春の渡りの始まる時期と冬鳥がそろそろ渡去する時期とが重なるので悪いタイミングではない。

出発数日前から天気が気になっていたが、3日間とも雨一時曇りという予報のまま、当日を迎えてしまった。

石垣島空港周辺 11:20~11:50

天気予報は当てにならない、、、と言い聞かせて、石垣島へ乗り込んだが、飛行場到着時から無常の雨。

レンタカー屋で手配中にふと空を見上げると魚を持ったミサゴが横切って行った。

まずは空港周辺の牧場をざっと流すことにした。

牧草地にツバメチドリヤツガシラなどがいるイメージだ。

雨降る中、車道から鳥がいそうな場所が探しては観察するも鳥影はない。

早々に見切りを付けて、水辺の鳥なら雨でも山野の鳥よりは活動に影響ないだろうと考えて、雨が止むまでは水辺を探鳥することにした。

そこで次のポイントは空港そばにある大浜海岸へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ
ミサゴ
オサハシブトガラス
イシガキヒヨドリ
リュウキュウキジバト

計5種

大浜海岸 12:30~13:10

ここではシギチドリを中心に探鳥したい。

特に越冬中のサルハマシギオオメダイチドリを観察できたら嬉しい。

ちなみに大浜海岸と石垣市市街地にある新川河口で海水性のシギチドリを、平田原と浦田原で淡水性のシギチドリを探鳥する予定である。

海岸に向かう途中、体色の濃いイシガキシジュウカライシガキヒヨドリをじっくり観察した。

本土の両種とは体色のみならず鳴き声も少し違う。

海岸に出て、ざっと見渡すとダイサギクロサギが目に付く。

お目当てのシギチドリは?と目を凝らすと次々に発見できた。

ムナグロの多さが目立つ。

関東では海辺より内陸部で観察することが多いので新鮮だ。

水際にはキョウジョシギの群れに一際大きなアオアシシギがいた。

お目当てのサルハマシギもオオメダイチドリも確認できなかったが、同行メンバーがオオメダイチドリを観察した。

長居しても状況が好転する気配がないので、次の目的地の新川河口へ向かう。


大浜海岸 石垣島とはいえ雨だと寒々とした光景である

見聞きした野鳥(観察順)

オサハシブトガラス
リュウキュウメジロ
イシガキシジュウカラ
イシガキヒヨドリ
ダイサギ
クロサギ
シロチドリ
ムナグロ
メダイチドリ
キョウジョシギ
アオアシシギ

計11種 同行者観察 オオメダイチドリ

新川周辺 13:40~14:10

市街地にある小さな河口で、本当にこの場所か?と思いながら、探索すると、干潟にコチドリシロチドリを中心に点在している。


新川河口 ほぼ干潮時の状態

ここでは、白いクロサギをじっくり観察。


黒くないクロサギ

そばにコサギもいたので、両種の似て非なる姿や動きを観察できた。

コサギに比べ、クロサギの脚とくちばしは太くてガッシリしており、また捕食行動時の姿勢も違うと改めて思った。

新川から少し上流にある平田原に移動する。

水田地帯を見渡すとアマサギの群れが見える。

繁殖羽のオレンジ色をした個体も混じっている。

水田に近づくと何と50羽近いタカブシギの群れがいるではないか。

我々を警戒して群れで飛翔する度に腰から尾羽にかけての白い部分がハッキリ見えて緑の稲とのコントラストが印象に残った。


タカブシギ

次の目的地・浦田原へ移動。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

コチドリ
シロチドリ
クロサギ
ダイサギ
コザギ
ウミネコ
イカルチドリ
メダイチドリ
イソシギ
オサハシブトガラス
キセキレイ
カルガモ
バン
コサギ
チュウサギ
アマサギ
タカブシギ
シマアカモズ
ツバメ
リュウキュウキジバト

計20種

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