前日にチシマシギを無事観察できたこと、今シーズンは根室半島周辺の海鳥の状況が例年より悪いということで、最終日はユキホオジロの探索を中心に行うことにした。
そこで最終目的地を野付半島のビジターセンターとして、探鳥しながら徐々に野付半島へ向かうことにした。
本日も一日の始まりはセイコーマートから 北海道探鳥ではドップリとお世話になっています!
温根沼 6:00~6:15
昨日と同じ時間に到着したが、曇りのため寒々とした風景に見える。
なぜか昨日よりも鳥影が少ない。
ワタリガラスを特に意識して探すも見当たらず。
春国岱へ移動。
見聞きした野鳥(観察順)
オオセグロカモメ、シロカモメ、ウミアイサ、カワアイサ、ホオジロガモ、ハシボソガラス、トビ、カモメ 計8種
春国岱 6:20~7:10
2つある駐車場のうち、奥にある方の付近から探鳥することにする。
奥の駐車場からビジターセンターを望む
この付近では今季ワタリガラスの観察例が多いとのこと。
周囲を何度も探索するも見当たらず、残念!
しかし、ここではオオワシ、オジロワシ、オオハクチョウなどを観察。
後方からオオワシを仰ぎ見ると、その特徴ある飛翔形は尾と頭部とが逆でも違和感なく見えてしまう。
オオハクチョウの群れ 氷上がねぐら場所だったのだろうか
見聞きした野鳥(観察順)
オオセグロカモメ、カワアイサ、オオワシ、オジロワシ、オオハクチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、ヒガラ、コゲラ、セグロカモメ 計11種
道の駅スワン44 7:20~7:40
ここも主な目的もワタリガラスだ。
上空をカラスが頻繁に飛び交うが、特徴的な声も尾羽も確認できない。
そばにある森からシマエナガの群れが登場!
そばで何羽も観察する時間が続くも、動きが速く、撮影には苦労した。
シマエナガ バーダー以外からも、その可愛さから知名度抜群であり、その人気はまさに飛ぶ鳥を落とす勢い!
残念ながらワタリガラスの探索はこの辺にして、いよいよユキホオジロを求めて、野付半島へ移動。
見聞きした野鳥(観察順)
トビ、ハシボソガラス、オオワシ、オジロワシ、ヒガラ、エナガ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、ヒヨドリ 計9種
道の駅 尾岱沼 8:30~9:00
現地情報によると今シーズンのユキホオジロは、野付半島のビジターセンター付近の他に、道の駅 尾岱沼の前に広がる草地付近での観察例が多いとのこと。
ということで、通り道でもあるし、立ち寄ることにした。
目の前に広がる草原や草地を見逃しがないように何往復を探索するが確認できず、、、。
探索中、シロカモメを発見。
成鳥の白さは見とれて撮影するのを忘れるくらい綺麗だった。
シロカモメ1年目冬 後ろは成鳥で本当はこちらを撮影したかった!
時間がないので、セイコーマートで最後となるだろう買い出しをして、野付半島へ向かう。
見聞きした野鳥(観察順)
オオセグロカモメ、マガモ、オオハクチョウ、シロカモメ 計4種
野付半島 9:20~12:05
妄想では道の駅でユキホオジロを無事観察して、心に余裕を持って野付半島で冬の北海道を堪能する予定であったのだが、、、。
最後のチャンスを求めて、祈る思いでビジターセンターへ向かう。
センターに立ち寄り、最新情報をもらうことにした。
それによると、やはりユキホオジロはセンターから灯台辺りの海岸線での目撃談が多いとのこと。
もう時間が許す限り、探しまくるしかないと決意して探索開始。
風があるので草の微妙な揺れにも反応して、なかなか疲れる探索状況ではある。
しばらくして、メンバーが荒地と草地が入り組んだエリアでユキホオジロを発見!
車中はこの旅一番の盛り上がりを見せた。
最初は数羽しか確認できなかったが、目が慣れてくると周辺にいるユキホオジロを次々と見つけていく。
その数30羽くらいであろうか。
もう少しじっくり見たかったが、飛び去ってしまった。
この後、再度探索を続けるもユキホオジロとは出会えず。
帰りの飛行機の時間を考えると野付半島を12時前には出発したいところだ。
時計を見ると11時45分なので、最後の探索をさらっとすることにした。
場所は最初に観察した辺りだ。
海側を食い入るように探索していると、メンバーが車道の反対側の陸地側でユキホオジロを発見!
もちろん、必ずしも海岸線の方にいるとは限らないのだが、今回は心に余裕がないのか余りに素直に情報通りの探索をしてしまった。
1羽と思いきや近くにもう1羽を発見。
この2羽は我々の観察中、採餌行動をしていた。
※音声は消去しています
メンバー全員、最後の最後で再びユキホオジロとの再会を喜び、この旅の最後の観察・撮影をした。
リミットの12時を回ってしまい、ここでお開きして野付半島を後にした。
見聞きした野鳥(観察順)
ユキホオジロ約30、ハシボソガラス、オオセグロカモメ して 計3種