本日は日本野鳥の会 神奈川支部のガンカモ調査を行った。
担当エリアは①鶴見川の支流である恩田川と②鶴見川中流域である。
①の恩田川の調査エリアは町田市と横浜市の市境でもあり県境から河口までの約7.5㎞である。
②の鶴見川中流域の調査エリアは恩田川河口から鴨居と小机の間にある新川向橋までの約3.5kmである。
③そして調査後はそのまま鶴見川沿いにある新横浜公園で探鳥を行った。
今回はその②の鶴見川中流域。
恩田川と青葉区を流れる谷本川とが合流する付近で川原で休むイカルチドリ達を発見。
ようやく出会えてホッとする。
ここから鴨居までは例年だと鴨の居る字の通り、コガモ、オカヨシガモ、カルガモが特に多いが、今回はコガモが点々といるだけの寂しい光景であった。
鴨居駅前を過ぎたころから、昨年と同様にオカヨシガモを多く目にすることができた。
さらに進むと横浜線がそばを通る、例年餌付けされているオナガガモやユリカモメの群れを観察するポイントがある。
前回は餌付けがされなかったせいかオナガガモを1羽も観察できず驚いたが、今回は8羽を観察できた。
オナガガモ雄
ユリカモメ第1回冬羽
ここでは最近ヒドリガモとオカヨシガモが増えている。
調査の終点である新川向橋が見えてきた。
ホッとしながら川面を見ると頭が赤っぽいカモ達が浮いている。
ホシハジロの雄と思って双眼鏡で確かめると、何と2羽のホシハジロ雄の隣に小豆色の胴体が目に入った。
何とメジロガモだ!!
メジロガモ雄
まさかここで遭遇するとは思わなかったので、何度も確かめてしまった。
メジロガモは昨シーズン新横浜公園や薬師池公園や寺家で観察され、首都圏を震撼させたのだが、今年も同一個体と思われるメジロガモが薬師池公園や寺家等で観察されている。
実は今回のガンカモ調査ではメジロガモ滞在地の近くに来ているので、観察したい気持ちを我慢して調査をしていただけに、、、偶然の再会に感謝!
後から聞いた話では、前日に新横浜公園で観察されたそうで、公園から近いこの場所での出会いに合点した。
※その後の観察情報は聞かないので、実はまだこの辺りにいるのではないか、、、。
ゴール間際でのサプライズは一生忘れないだろう。
気持ちよく今回の調査を終えた。
今回の調査の感想だが、オカヨシガモは終点付近の下流でも多く見られ、中流域では増加傾向にあるようだ。
また、カモ以外の水鳥の種類と数の少なさが気になった。
見聞きした野鳥 カモの観察数 今年⇔昨年
カルガモ性別不明21⇔5
コガモ雄24雌31⇔雄28雌50
オカヨシガモ雄10雌7⇔雄15雌5
ホシハジロ雄2⇔雄1
メジロガモ雄1⇔0
オナガガモ雄5雌3⇔0
ハシブトガラス
シジュウカラ
スズメ
オオバン
ダイサギ
イカルチドリ
ハクセキレイ
ユリカモメ
カワウ
計15種