当初、この時期は有明海の大授搦へ行く予定であったが、今回は結局パスすることになった。
大授搦で今年こそヘラシギを観察したい!という思いがあったので、関東近辺でヘラシギを観察できそうな場所・御前崎に行きたくなった。
更には御前崎の西には内陸性シギチドリの探鳥地で有名な磐田浅羽地区もある。
この2か所なら日帰り探鳥も可能ということで、早朝に出発した。
8時には御前崎の灯台そばに到着。
初めて探鳥する場所でポイントが分からないまま現地に乗り込んだのだが、そばの堤防の上にいるバーダーを発見!
堤防に上がると、目の前には砂浜と防波堤、そして駿河湾の荒海が広がっていた。
時々波を被る防波堤の上ではミユビシギ、キョウジョシギが採餌中。
ミユビシギの中には今季初めて観察する幼鳥が混じっており、白黒の綺麗なコントラストが目立つ。
画面中央が幼鳥。その左の個体はほぼ冬羽の状態ですね。
ミユビシギの様々な羽衣に注目です。後半は幼鳥です。
いつもの砂浜ではなく、防波堤の上でも波を気にしながら採餌するミユビシギの姿を観察していると、オオメダイチドリがいることに気が付いた。※ちなみに 上の動画冒頭の下の方にオオメダイチドリが映っています。
遠目からでもくちばしと脚の長さは目立つ。
動画を見て改めて思うのは、くちばしの長さは見える角度によって短く見えることです。
砂浜海岸に点在する漂流物や岩場をスコープで観察していると、トウネン、ダイゼン、キアシシギ、ハマシギと次々に見つけることができた。
もちろん、目標のヘラシギを探索し続けたのだが、発見できず。
観察の合間に地元バーダーの方から親切にも御前崎のポイントや最近のシギチドリの動向を教えてもらった。
どうやらここが一番の探鳥スポットで、最近ではアメリカウズラシギやサルハマシギも観察されたそうだ。
気になるヘラシギであるが、6年前までは定期的に観察されていたようで、それ以降は今のところ、観察されていないという。
また次の目的地の磐田市の浅羽地区の様子であるが、今朝観察したバーダーの話によると休耕田がほとんどなくて非常に厳しい状況でおススメできないとのこと。
そこまで遠くもなく、また初めての探鳥地なので様子だけでも見に行くことにした。
見聞きした野鳥
ミユビシギ
キョウジョシギ
チュウシャクシギ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
トウネン
ダイゼン
キアシシギ
ハマシギ
カワウ
クロサギ
ヒヨドリ
ハシボソガラス
計13種