多々良沼から板倉エリアへ。
板倉周辺 13:30~14:20
行きは観察できなかったミヤマガラスの群れ。
帰りは何としても見つけたい。
板倉の広い農耕地を以前観察したポイントを中心に探索。
ようやく電線の上に列をなして止まるミヤマガラスの群れを発見、少なくとも200羽以上はいると見た。
電線と農耕地を行ったり来たり、せわしなく動き回っている。
ミヤマガラスの筆先のようなくちばしをじっくり観察した後は、群れの中にコクマルガラスがいないかのチェックに入る。
コクマルガラスはミヤマガラスの群れに混ざることが多く、体はミヤマガラスより一回り小さい。
また鳴き声にも特徴があるので、仲間は鳴き声に注目して探していた。
ようやく電線に止まるミヤマガラスの中に一回り小さいコクマルガラスを発見。
上)コクマルガラス 下)ミヤマガラス コクマルガラスのくちばしは小さく短いのが分かる
少なくとも2羽のコクマルガラスがいたが、人気のある白色タイプはいなかった。
板倉はミヤマガラスの群れの他に猛禽類を観察しやすい場所でもある。
電柱の上にはノスリやチョウゲンボウを確認。
ノスリ
チョウゲンボウ雄
コチョウゲンボウを期待したが現れず、渡良瀬遊水地でのねぐら入りに観察の望みをつないだ。
見聞きした野鳥(観察順)
カワラヒワ
ミヤマガラス
コクマルガラス
ノスリ
クサシギ
モズ
チョウゲンボウ
セグロセキレイ
スズメ
ムクドリ
計9種
渡良瀬遊水地 14:30~17:00
およそ5時間ぶりに戻ってきた。
すでに太陽は西に傾き、ねぐら入るまでの観察時間は短い。
チュウヒのねぐら撮影で有名なポイントの先にカモがひっそりとたたずむ雰囲気の良い池があるので、まずはそこで探鳥することに。
水面にはヨシガモやミコアイサがペア?で静かな時間を過ごしているように思えた。
さらに仲間が遠くの樹上でじっとしているハイタカとチュウヒを見つけた。
午前中同様、このハイタカの上面にも目立つ白斑があった。
その後、猛禽類のねぐら入りを観察するため鷹見台へ。
目の前の池には早朝はいなかったオオハクチョウとマガンが2羽入っていた。
肝心の猛禽類ではあるが、チュウヒが時々現れるくらい。
また今季の渡良瀬遊水地ではいまだにコミミズクの目撃談はないのだが、本日が初認のつもりで堤防の斜面を中心にチェックするも観察できず。
ねぐら入り常連のハイイロチュウヒやコチョウゲンボウは最後まで現れなかった。
余りの予想外の展開に唖然としたが、この時期のねぐら入りはこんな感じなのかも知れない。
今回は日の出と日の入りの渡良瀬遊水地の姿を対比できて面白かった。
猛禽類の出が良くなるだろう冬の最盛期に再訪したい。
見聞きした野鳥(観察順)
ホオジロ
ウグイス
ノスリ
ヨシガモ
ベニマシコ
ミコアイサ
ハシボソガラス
ハイタカ
チュウヒ
ヒバリ
ジョウビタキ
オオハクチョウ
マガン
ミサゴ
ダイサギ
コサギ
カワウ
カンムリカイツブリ
コガモ
ヒドリガモ
カルガモ
オカヨシガモ
マガモ
ホオジロガモ
キジ
計25種