今回は1泊2日の北関東探鳥へ。
1日目は奥日光、2日目は渡良瀬遊水地周辺を探鳥する予定。
宿はその2か所の中間点にある壬生町とした(予約時すでに宇都宮市内のホテルは満室であった、、、)。
どちらも日帰りで探鳥していた場所であるが、冬の観察時間の短さに対して移動時間と労力と交通費を考えて場合に泊まりもありではないかと以前から仲間の間に出ていたプランであった。
中禅寺湖畔 10:40~10:50
探鳥数日前に中禅寺湖にはオオワシ・オジロワシの飛来情報が入った。
今年も無事に飛来してくれた。
中禅寺湖は戦場ヶ原方面への通り道なので、チラッと探鳥することにした。
山の稜線上空や斜面を中心にオオワシ・オジロワシを探索するも見つからず。
湖面では例年に比べてカモなどの水鳥が少ない。
見聞きした野鳥(観察順)
オオバン、ホシハジロ、ハジロカイツブリ、カケス、ノスリ 計5種
光徳牧場 11:00~12:10
戦場ヶ原周辺での探鳥は赤沼からスタートすることが多いが、今回は光徳牧場から。
駐車場付近でアトリとツグミを早速観察。
アトリ雌
ツグミの姿を見るのは今シーズン初めて、やはりツグミを見ないと冬が始まらない。
光徳牧場の脇を通って光徳沼へ。
牧場ではまだ牛が放牧されていた。
晩秋の光徳牧場
静寂の中でキツツキや小鳥の鳴き声が聞こえる、、、とはいかず、鳥の気配がない。
しばらく小川沿いを進むと、ようやくヒガラとシジュウカラと出会えた。
光徳沼
光徳沼に到着。
周囲は野鳥のいる雰囲気はあるのだが、、、。
今回は残念であったが、初夏の頃はキビタキなどの夏鳥で賑わいそうな場所には思えた。
次の目的地・湯滝へ移動。
見聞きした野鳥(観察順)
アトリ、ツグミ、ヒガラ、シジュウカラ、セグロセキレイ、カシラダカ 計6種
湯滝周辺 12:15~14:40
今回の奥日光のメインはアオシギ探しである。
前回ここでアオシギを観察したのは2014年11月22日だから、4年ぶりの再会となるかどうか。
時間の関係上、湯滝・赤沼間の往復は諦めて、湯川周辺でのアオシギ探索に集中した。
光徳牧場とは違い、ここはやはり野鳥の密度が濃い。
アオシギを探しながらも、オオアカゲラ、ミソサザイ、カワガラス、キバシリなど様々な野鳥が登場、我々を喜ばした。
しかし肝心のアオシギは観察できないまま、、、途中で折り返して復路に望みをつないだ。
いかにもアオシギが好きそうなポイントはあるのだが、見つからない。
もうすぐ湯滝に近づいた辺りで、メンバーがついにアオシギを発見!
アオシギ発見時の様子
メンバー全員、安堵と喜びの中で観察・撮影にしばらく没頭した。
今回の個体は今まで観察してきた中で最も脚が黄色かった。
アオシギは時々警戒しながらも体を上下に揺らしながら、くちばしを地面にさして捕食行動をしていた。
アオシギを無事観察することができ、一同ニンマリしながら湯滝を後にした。
見聞きした野鳥(観察順)
エナガ、オオアカゲラ、シメ、ミソサザイ、カワガラス、コガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ハシボソガラス、キバシリ、コゲラ、ウグイス、マガモ、アオシギ、トビ、ヒガラ 計16種
湯の湖 14:45~15:00
せっかくなので、湯滝の上にある湯の湖でカモの様子を見に行くことにした。
しかし先ほどの中禅寺湖同様にカモの姿は少なかった。
見聞きした野鳥(観察順)
オオバン、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カワウ 計5種
中禅寺湖 15:10~15:30
短時間だが、後少しだけ探鳥しようということで、中禅寺湖でのワシ探索と赤沼周辺での小鳥探索に分かれて、探鳥した。
中禅寺湖畔は相変わらずワシは見つからず。
陽が傾いて急に寒くなってきたので、本日の探鳥はお開き。
西日を浴びる中禅寺湖畔
帰りに宇都宮市内の餃子専門店・正嗣でぎょうざを食べた後、本日の宿のある壬生町へ移動して1日目が無事終わった。
見聞きした野鳥(観察順)
オオバン、アトリ 計2種
※本格的な冬を迎え、自家用車の場合は降雪による通行止め、チェーン規制、朝晩の路面凍結など様々な問題が生じます。
事前にビジターセンター等への問い合わせを行ってから、探鳥することをおススメします。