富士川河口から朝霧高原方面へ。
まずは初探鳥となる田貫湖へ行くことにした。
田貫湖は以前から朝霧高原での探鳥で近くを通る度に気になっていた場所だった。
富士川河口で水鳥中心の探鳥をしたので、田貫湖ではウソやアトリなど山野の小鳥に期待したい。
田貫湖ふれあい自然館の前から探鳥スタート。
そばの樹木でカシラダカが現れた。
続けてウソ、アトリ、ルリビタキ!を期待したが、現れず。
道を渡って湖畔の小道に入る。
目の前に現れたのはカケスだった。
落ち葉の中からドングリを見つけては口の中い入れていく。
その場で皮をむいて中身を食べてはいないので、口の中にため込んでどこかに貯蔵するのだろう。
動画 ※最後にスロー再生画像あり。
0:13、0:26、0:43、0:46、0:55、1:28辺りでドングリをくわえる。
カケスは普段は警戒心が強いので声は聞けども姿を近くでじっくり見ることは稀である。
しかし、食糧難となる冬だから人間にお構いなしでドングリ拾いに夢中といった感じなのだろう。
それにしてもカケスの雨覆の青白黒の細かな模様は綺麗だ。
普段森にいてもカケスの鳴き声が聞こえると、せめてこの模様だけでもチラ見したいと思ってしまうほどだ。
しばらくしてカケスが森に消えたので、そのまま時計回りで小道を進む。
休暇村富士にたどり着くと、目の前に展望デッキがあり、その向こうに田貫湖と遠く富士山が見えた。
今回は残念ながら富士山の頂が雲に隠れてしまった
初めて知ったのだが、ここは4月と8月の中旬にダイヤモンド富士が観察できる有名スポットだそうだ。
次回の4月中旬は夏鳥がこの辺りに飛来して美声を披露している頃なので、それに合わせてくるのも良い。
目の前に広がる水面にはキンクロハジロ、カルガモ、カイツブリがいる。
さらに同行者が遠くにいるホオジロガモを見つけてくれた。
しばらく水鳥と風景を堪能していると、突然正面から白っぽい水鳥の群れがこちらに向かってグングン近づいて来た!
何だ?何だ?と目で追うとカワアイサの雄の群れだった。
目の前に着水すると、早速水面に潜って捕食活動を始めた。
動画 ※最後に潜水場面のみ追加
水面上に出てくるのを待つも随分水中で移動したようで、予想より遠い地点で浮上。
カワアイサは手当たり次第に潜るのではなく、水中に頭部を入れて水面下の様子を探りながらりタイミング良く潜っているようだ。
カワアイサが数回潜り終えた頃にはずっと先の湖面にいて、撮影は厳しくなっていた。
カワアイサも去ったので、こちらも引き際と思い、次の目的地の陣馬の滝に移動する。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)
カシラダカ
カケス
モズ
キジバト
キンクロハジロ
カルガモ
カイツブリ
ホオジロガモ
カワアイサ
シジュウカラ
アオゲラ
計11種