本日2日は旭区のこども自然公園に行く予定だが、昨日の元旦探鳥が予想外の結果だったので、横浜市内の都市公園は似たような状況なのか?と気が進まない。
が、年末に鳥仲間がミヤマホオジロ雌を観察しているので、とりあえず探鳥に行こう。
つい箱根駅伝に見入ってしまい、到着は正午前となった。
まずはミヤマホオジロを探そうと遊具施設の手前の草原を探索する。
何年前になるだろうかミヤマホオジロ雄若を観察した場所で、昨年はハチジョウツグミが盛んに採食していた。
しばらく探索するも野鳥の気配がしないので、更に奥へ進み登り切ると周囲を疎林に囲まれた広い空間に出た。
鳥仲間が年末にこの辺りでミヤマホオジロ雌を観察したそうだ。
しばらく気配を伺っている間もカラ類、アオゲラ、カケスなどを見聞きした。
普段は何気なく素通りしてしまうポイントだが、こうしてじっくりと待っていると出会いが多いのに気がつく。
タイミングもあるので公園内を一回りして戻ってこようと梅園に向かう。
梅林までのアプローチはトラツグミポイントが複数あるので油断できない。
トラツグミは警戒心が強いので自然と忍び足が多くなるも他人から見れば怪しい人である。
梅林前のトイレ脇のせせらぎに青い物体がさっと横切った。
正体は2日連続のルリビタキである。
警戒心が強い個体でさっと茂みに隠れてしまった。
目の前の斜面では松の根元付近はビンズイを、枝先付近はヒガラやキクイタダキをチェックするもいない。
斜面と森の縁はトラツグミポイントであるので、入念に探索するもいない。
山を越えてホタルの湿地付近でミソサザイ、クロジ、トラツグミを狙って探すもいない。
いない!いない!の連続で疲れたので、カワセミとキンクロハジロがいつもいる!いる!中池へ。
本日もカワセミはカメラマンに大人気である。
まどろんでいる表情に見えるカワセミ
キンクロハジロの小群の中に虹彩が黄色の成鳥とは異なる個体を発見。
くちばしの基部と目元付近が白いから雌の幼鳥。
この卵も黄身のような虹彩が気になる。幼鳥でも短い冠羽が生えている!
この個体の観察に夢中になり過ぎてしまい、急いで最初のミヤマホオジロポイントへ。
ポイントの周囲からはアオジやシジュウカラの鳴き声が時々する中で、ミヤマホオジロの探索に集中する。
しばらくすると前方を鳥が横切って、着地した付近を見るとミヤマホオジロ雌であった!
雌はカシラダカと似ているが、分かり易い違いは眉斑がミヤマホオジロは淡黄色、カシラダカは白である。
淡黄色でも濃淡の差はあるので、見分けが難しい場合もあるが、この個体は分かり易かった。
カメラ撮影を試みるも草むらの中を動いて見つけにくい。
そうこうしているうちに飛び去ってしまい、ここで探鳥をお開きにして帰宅した。
※横浜でのミヤマホオジロの記録は2014.1.13のここでの記録が最後ですので、4年ぶりでした。
見聞きした野鳥(観察順)
ヒヨドリ
カルガモ
アオジ
エナガ
ヤマガラ
キジバト
アオゲラ
カケス
コゲラ
シジュウカラ
ルリビタキ
カワセミ
キンクロハジロ
ミヤマホオジロ雌
計14種