探鳥記 2017.9.8 九州探鳥② 佐賀市 大授搦(だいじゅがらみ) 17:00~18:40 晴れ 

烏帽子岳から大授搦へ。

移動中の車内ではアカハラダカの興奮が冷め止まない状態(私だけかな?)。

佐賀市に入る手前の白井市にあるハス田には、今の時期なら淡水系のシギチドリがよく観察されるとのこと。

立ち寄ろうと考えたが、広すぎてポイントが分からずに時間をロスする可能性が高い。

地元バーダーに教えてもらってから明日以降探鳥することに決めて、真っ直ぐ大授搦へ。

佐賀市内に入り大授搦付近の市街地を走行中に前方上空を尾の長い黒い鳥が横切った。

カササギだ!

佐賀ではカササギは探す鳥ではなく目に入って来る鳥だと言われていたが、その通りだった。

しばらく車移動しながら車窓からのカササギ探鳥をしたが、思ったより近くに来てくれない。

遠くの電線止まりや飛んでいる姿は何回も目撃するのだが。

地元佐賀ではカチガラスの愛称で呼ばれている。2017.9.9撮影。

時間がある時に再挑戦ということで再出発。

市街地を抜けて広大な田畑を通り抜けると目の前に堤防が見えて来た。

車で堤防に上がると目の前には広大な有明海が広がっている。

ついに大授搦(干潟よか公園)に来たことを実感する。

ようやくシギチドリの聖地に来た!

引き潮の時間帯はずっと沖合まで干潟が広がるからシギチドリ観察には向かないとの助言を聞いていたが、実際に自分の目で確かめたかった。

それでも干潟があるのだから何かシギチドリはいるでしょ!と干潟に降りた。

直ぐにダイゼンアオサギダイサギ、そしてオオメダイチドリが観察できた。

大授搦にはオオメダイチドリが多いと聞いていたが、こんなに簡単に観察できるとは!

カニを捕まえたオオメダイチドリ

動画ではオオメダイチドリがカニの足を振り回して胴体と離しては食べているが、胴体は大きすぎたのか食べていない。それなのに終盤に更に大きいカニにちょっかいを出しているのが面白い。また大きいカニの方はオオメダイチドリに食べられないことを見切っているのかじっと動かない姿も面白い。

左手からはオバシギ幼鳥が歩いてきた。

西日を受けて白黒のコントラストが映える。

今回のツアーで1番のお気に入り画像。

遠くに盛んに採餌をするオグロシギの小群を発見。

オオソリハシシギと迷うが真っ直ぐなくちばし、立ち姿、そして尾の黒さを確認できた。

他の観察者もおらず静かな時間を過ごすことができた。

下見を完了して後は明日、明後日と思う存分シギチドリ観察に集中できる。

初めて見る有明海の夕陽の美しさをしばし堪能して本日の探鳥を終えた。

 

見聞きした野鳥(観察順)

カササギ
ハシボソガラス
キジバト
スズメ
ダイゼン
アオサギ
ダイサギ
オオメダイチドリ
オバシギ
ツバメ
ハクセキレイ
シロチドリ
オグロシギ
セッカ
イソシギ

計15種

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