探鳥記 2017.9.8~10 九州探鳥 まとめ 

行動記録

9月8日:長崎空港 ⇒ 佐世保市 烏帽子岳 ⇒ 佐賀市 大授搦 ⇒ 佐賀市内のホテル

9月9日:佐賀市内のホテル ⇒ 大授搦 ⇒ 佐賀空港周辺 ⇒ 大授搦 ⇒ 大川市内のホテル

9月10日:大川市内のホテル ⇒ 大授搦 ⇒ 七浦海岸 ⇒ 肥前鹿島干潟 ⇒ 大授搦 ⇒ 佐賀空港

※探鳥記ではバーダー通称の大授搦(だいじゅがらみ)と表記していますが、ラムサール条約では東よか干潟と表記、Google Mapでは干潟よか公園と表記されています。

烏帽子岳の探鳥雑感

アカハラダカの渡りの時期は野鳥の会長崎支部の皆さんが中心となって調査を行っています。皆さん、親切な方々で新参者の我々も気持ちよく観察ができました。

・初めてアカハラダカを観察する方は長崎支部のHPに観察情報がありますので御参考ください。

・長崎県の各地のポイントでアカハラダカの渡りが観察できますが、烏帽子岳が場所も良く観察者も多いので観察最適地だそうです。

・近距離からの観察・撮影なら7時から8時くらいに烏帽子岳付近でアカハラダカねぐら立ちするタイミングを狙うこと。

・思うに対馬からの飛来はおそらく午前中がメインで、長崎支部の皆さんの話では朝鮮半島からの飛来は午後からだそうです。どちらも数は多いですが高く飛ぶので撮影は厳しいです。

・烏帽子岳付近にはコンビニ等食料を購入する場所がありません。

大授搦の探鳥雑感

・今回の九州探鳥の最大の目的はヘラシギを観察することでした。直前にヘラシギ目撃情報がありましたが、地元の観察者の話では?でした。ヘラシギの推定生息数は約400羽とのことですから、大授搦といえども観察するのは難しいです。

トウネンの数が予想以上に少なかったです。8月以降30羽前後の飛来が続いているそうで、こんなに少ないとトウネンの群れの中で見つかることの多いヘラシギ観察も厳しいのではないでしょうか。

・傾向として秋はシギチドリの種類が多いが数はそれほどでもないが、春は種類は秋ほどではないが数は10倍以上になるとのこと。

・現地には食料を購入する場所はありませんが、付近の道路沿いにはコンビニがいくつもあります。

・大授搦での長年行われてきた観察マナーがあります。
それは満潮時に干潟の手前にある柵まで潮が満ちて来る前に観察者が防波堤の上に移動する⇒シギチドリがさらに柵を超えて防波堤に近づくことができる⇒干潟が消えている間のシギチドリの休憩場所にしてもらうというマナーです。
このマナーはシギチドリと観察者両方にとっても良いことです。
2日間とも潮が満ちてそのまま干潟の場所に残って観察している人が数人いたので、人を恐れてシギチドリが近づけない、あるいは避けて遠くで休憩する状態が起きていました。
おそらく居残っていた観察者も知らないだけだと思いますが、こちらから上がってきてくださいと声をかけづらい状況というか勇気がありませんでした。
このマナーをあらかじめ知っていたので自分も主体的に防波堤に上がりましたが、知らなかったらその場に残っていたかも知れません。

左に柵が、右に防波堤が見えます。中央のコンクリートの道には潮が満ちた跡がありますね。

見聞きした野鳥 (日本鳥類目録 改訂第7版の順番)

マガモ
カルガモ
ハシビロガモ
シマアジ
キジバト
アオバト
カワウ
アマサギ
ダイサギ
チュウサギ
コサギ
ダイゼン
シロチドリ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
オオハシシギ
オグロシギ
オオソリハシシギ
チュウシャクシギ
ダイシャクシギ
ホウロクシギ
アカアシシギ
コアオアシシギ
アオアシシギ
カラフトアオアシシギ
キアシシギ
ソリハシシギ
イソシギ
キョウジョシギ
オバシギ
コオバシギ
トウネン
ヒバリシギ
ウズラシギ
ハマシギ
キリアイ
ミサゴ
ハチクマ
トビ
アカハラダカ
チョウゲンボウ
チゴハヤブサ
ハヤブサ
カケス
カササギ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒバリ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス
メジロ
セッカ
ムクドリ
ハクセキレイ
スズメ

計57種

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