葛西臨海公園から谷津干潟へ。
南船橋駅で下車して陸橋を渡っていると谷津干潟が見えて来た。
おいおい、ちょっと水面が高くないか!
ほぼ満潮状態である。
確か本日の船橋付近の満潮は16時28分(すみません、実際は15時54分でした)。
谷津干潟の潮の動きはおよそ1時間半遅いので18時頃に満潮でしょ!と何度も自分に言い聞かせる。
しかし現実の光景は残酷だ。
センターに近づくにつれて干潟部分が見えないのが明らかになる。
目にも厳しいが干潟の悪臭もして鼻にも厳しい!
園内に入ると目の前をスズメバチもウロウロするし、正に泣きっ面にハチ!!
出来過ぎの状況である。
祈るような気持ちでセンター前の干潟に立つ。
干潟は満面の笑み?いや違う!水をたたえてしばし呆然。
奥に進んでアオアシシギやキアシシギのポイントにいくも閑古鳥!
そこから津田沼高校方面を必死に探すとちょうど2羽のダイゼンが水面低く団地方面の水路に向かって飛び去るところだった。
参加者が見ることができなければ意味がない。
ようやく畳一畳分ぐらいの貝殻が積みあがった場所にキアシシギ2、ソリハシシギ、トウネンを発見!
しかしシギ達がいるその場所もすぐに水没する状況であり、いつシギ達が飛び去ってしまうか分からない。
急いで参加者でこのシギ達を観察する。
全員なんとか観察できたので、もっと近くから観察するため移動する。
この間もいつ飛び去るか分からない。
祈る思いで最接近して観察開始。
シギ達が近距離でしかも動かないので観察には最適な状況だ。
トウネンはいつも動き回っているので、きちんと見る機会が少ないのだが、今回改めて観察すると本当に可愛い目をしている。
この間も水かさは増してシギ達の脛辺りまで来た。
そしてとうとう4羽そろって飛翔した。
あぁ、飛び去ってしまうと思いきや目の前に並ぶ杭の上に着地してくれた。
これでしばらく観察できて良かった!
ありそうでない?トウネンの杭止まりの姿には驚いた。
参加者の目の前で4羽同じ方向を向いて杭止まりして、何と担当リーダーに優しいのだろうか。
横並びでじっくり見ると、ソリハシシギがキアシシギに比べて、胴体が一回り小さいことやくちばしが長いことを確認できる。
終了時刻となったので観察を終えたのだが、もしこの4羽のシギ達がいなかったことを考えると改めて感謝!感謝!
参加者の皆様にこの度の失態をお詫びして探鳥会を終えた。
※参加者の皆様
今回は長時間の探鳥、疲れ様でした!
次回開催の春シギチドリ探鳥会も宜しくお願い致します!
見聞きした野鳥(観察順)
カワウ
ダイゼン
キアシシギ
トウネン
ソリハシシギ
計5種