鳥仲間が野鳥の会茨城支部の「秋のシギ・チドリ探鳥会」に参加するという話を聞いて、一緒に参加することになった。
探鳥地は稲敷市浮島湿原周辺である。
横浜を6時45分に出発して稲敷に8時45分に到着。
高速道路の流れが良いと2時間で行くことができる。
集合場所の浮島観察舎駐車場は満杯状態。
凄い人気だ。
9時に探鳥会が開始され、約40人の参加者が12台の車に分乗して水田やハス田に向けて出発!
探鳥ポイント①
最初のポイントは何面にも水の張られた水田地帯。
エリマキシギが朝の時点では観察されたとのことだが観察できず。
隣の乾田の草の合間にジシギ類が2羽いる。
担当リーダーによるとおそらくチュウジシギとタシギとのこと。
しばらく観察していると突然2羽のジシギ類がジャンプした。
以下はその動画。
スローで見ると2羽の翼下面は最初にジャンプした左個体は黒が目立つが、次にジャンプした右個体は白く見える。
チュウジシギは黒っぽく見え、タシギは翼の下面が白っぽく見えるので、やはりリーダーの推察通りなのか。
尾羽根を広げた模様を見てチュウジシギの識別点をきちんと確認したいところだが、探鳥会の進行を乱すことになるので進む。
ジシギ観察中の探鳥会の様子。
隣の田んぼには何とアメリカウズラシギの姿が!
このアメリカウズラシギの胸の縦斑模様はV字模様で、過去に観察した2例のアメリカウズラシギは扇形模様であった。
以下は証拠動画!田んぼの奥にいたので姿は小さく映っている。
次に向かった田んぼにはアオアシシギ、コアオアシシギ、トウネン、そしてアカエリヒレアシシギの姿が!
トウネンの小群が田んぼ中央で盛んに採餌している。
奥の方ではアカエリヒレアシシギが同じ場所を心配になるぐらいグルグル回って採餌している。
上空を見るとツバメ、アマツバメ、そしてショウドウツバメの姿が!
時々アオアシシギが「チョー、チョー、チョー」と鳴きながら上空を行き来する。
担当リーダーの話では、ムナグロ幼鳥は関東地方以外では観察することが難しいので、この機会に是非じっくり観察してほしいとのこと。
こういうアドバイスを聞くことができるのが探鳥会の良いところである。
このムナグロ幼鳥、背中の羽根の状態が良く太陽に当たる姿はまさに英名のGOLDEN PLOVERだった。
この姿を見ることができただけでも稲敷に来た甲斐があったと思えるほどであった。
実際は画像よりもっと輝いていた!
手前にいるコチドリに最初気が付かなかった。大きさが全然違う。
ここで来た道を引き返すことにする。
帰りはタカブシギやコチドリ、そして朝はいなかったエリマキシギ雄2雌1観察。
エリマキシギは雄と雌とでは大きさが異なる。
今回のように大きい雄と小さい雌が並んで観察できると違いが分って良い勉強になる。
今まで一度に両方を観察できる機会をなく、並ぶ場面を是非とも観察したかったので嬉しい!
左から雄、雄、雌。
左から雄、雄、雌。左の個体は中央の雄より小さい感じが多少するが、右の雌よりは胴体が大きい。
また首を伸ばすと大きい印象となるが、前画像のように縮めると同じ大きさに見える。
左から雄、雄、雌。※飛翔スロー映像あり。
探鳥ポイント②以降は次回に続く。