平塚市内の田園地帯 8:15~10:30
約3週間ぶりの平塚でのシギチドリ探鳥である。
前回はいくつかの休耕田の中にヒバリシギやセイタカシギやコアオアシシギなどがいた。
シギチドリと休耕田の様子も変わっているだろう。
確かに変わっていた、悪い方に!
毎回巡回している休耕田にシギチドリがいない。
こりゃ、マズイ!と休耕田は期待できないと思い、ジシギ目的で田んぼと田んぼの間のあぜ道や水路も丁寧に観察することにした。
すると直ぐに水路で採餌しているジシギ類を発見!
じっと身をひそめて警戒中。
発見と同時にこのジシギ類も動きを止めて、お尻を持ち上げて固まってしまった。
この状況では車から出ることもできず、車窓からしばらく観察する。
ジシギ類を識別するためには尾羽を広げてくれる瞬間まで待ちたいのだが、私達がいる間はこのままの膠着状態が続きそうだ。
しばらくしてから再度戻ってきて観察しようと、この場を後にする。
しばらく進むとまたもや休んでいるジシギ類を発見!
いかにも眠そうな表情である。
このジシギ類も眠そうで尾羽を広げてくれる気配がない。
よし、次に行って見よう!
この後も休耕田巡りをするもシギチドリを見つけることができない。
今日のメインは権現山での鷹の渡り観察である。
時間が無くなってきたので、権現山に向かう。
見聞きした野鳥(観察順)
ジシギ類
コサギ
ダイサギ
チュウサギ
セッカ
スズメ
計6種
権現山 11:00~13:30
だいぶ遅くの到着となった。
急いで観察場所の展望台に向かい、知り合いの方々に挨拶をした後に、さっそく探鳥開始!
今日は天気が良くて周囲をハッキリと見通せる。
ここ数日関東地方では天気が悪かったので、天候が回復した今日は相当数の鷹の渡りが見られるはず。
しかし、予想に反してトビ、ノスリ、オオタカ、チョウゲンボウなどおそらく地付きの猛禽類は比較的近くで観察できるのだが、主役のサシバは遠くで2羽観察できただけで、ハチクマは結局観察できなかった。
それでも久々のお会いできた方々との野鳥談義は楽しかった。
鳥を見るより話している時間が多かった、反省!
今の時期は鷹の渡りだけでなく、小鳥の渡りに時期でもある。
鷹の出が悪い時は周囲の樹木に注目していると、色々な小鳥を観察できる。
今回はエゾビタキやヤマガラを観察した。
エゾビタキの胸の縦斑を見ると秋の渡りの実感してしまう。
日本では繁殖しないので、この時期だけの出会いである。
13時半を過ぎても相変わらずタカの出が悪い。
この辺が潮時と思い、観察を終了した。
我々が立ち去った後にサシバが近距離で観察できたそうだ。
こういうことはよくある話だ。
帰宅時間が決まっているので、ギリギリまで再度平塚の水田地帯で探鳥することにした。
見聞きした野鳥(観察順)
ヤマガラ
エゾビタキ
トビ
ノスリ
オオタカ
チョウゲンボウ2
サシバ2
ハシブトガラス
シジュウカラ
計9種
平塚市内の水田地帯 14:15~14:50
再び午前中に観察した場所に戻ってきた。
時間がないので急ぎ足でポイントを絞って探鳥開始!
午前中ジシギ類を観察した場所には姿なし。
別の休耕田をいくつか回ってようやくケリやコアオアシシギを見つけることができた。
午前も午後もじっくり観察しなかったが、今日の観察した感触や複数の知り合いの話をまとめると、このエリアでのシギチドリの渡りは終わりを迎えつつあるようだ。
見聞きした野鳥(観察順)
チュウサギ
トビ
コサギ
ダイサギ
スズメ
ケリ
コチドリ
コアオアシシギ
計8種