遅い昼食をすませて、鹿島市へ。
この時期に大授搦で探鳥をするバーダーの多くは、午後は白石市のハス田を中心にタカブシギ、クサシギ、ウズラシギ、ヒバリシギ、ジシギ類を求めて探鳥するそうだ。
我々もその流れに乗るのもありと考えたが、先ほど地元の方のおススメで鹿島市で観察できるというツルシギに会いたくなった。
移動距離と帰りの飛行機の時間を考えると白石市と鹿島市の両方で探鳥するのは厳しいので鹿島市探鳥を選んだ。
七浦海岸 15:00~15:30
1時間かけて目的地の七浦海岸そばの干拓地に到着。
七浦干拓地内のため池
ひっそりとしたため池で浅瀬がなくシギチドリの気配を感じなかったが、良く見ると岸に数十羽のアオアシシギが休憩しているではないか!
ゆっくり車で近づいたが、10羽ぐらいのアオアシシギが気配を察知して飛び去ってしまった。
車内に響く悲鳴!
もういないか?と周囲の水際を観察するとまだまだ40羽くらいアオアシシギがじっとしている。
目的のツルシギはどこにいる?
必死に探すも見当たらない。
時間がないので場所を変えよう。
このそばにラムサール条約に認定されている肥前鹿島干潟があるのだ。
恥ずかしながら行きの途中の道路標識の記載で初めてその存在を知った!
肥前鹿島干潟(鹿島新籠) 15:45~16:00
狭い農道を抜けて堤防沿いの道を進むと、お立ち台にたどり着いた。
そこから有明海を望む。
ただただ広いの一言である。
干潟のグレーと青空の二色の世界。
広大な干潟上にはアオアシシギが2羽ポツンポツンとたたずんでいる。
ダイシャクシギやホウロクシギの採餌光景を期待したのだが、、、。
看板を見ると冬季はズグロカモメ、ツクシガモ、クロツラヘラサギの観察には期待が持てる!
16時になった。
早めに佐賀空港付近に戻って、帰りの飛行機の出発時刻までの時間調整は空港そばの大授搦で探鳥することにした。
大授搦 17:00~17:30
大授搦そばで車窓からカササギを見納めして堤防上に到着。
帰りの飛行機の時間を考えると30分ぐらいしか時間はなかったが、最後まで探鳥することにした。
堤防上からざっと干潟を眺める。
ダイゼン、ミサゴ、オグロシギ。
この干潟では意外にもミサゴを見たのは初めてか。
干潟に降りるとまたも直ぐにオオメダイチドリに会えた。
今回の九州探鳥ではメダイチドリよりも観察する機会が多かった。
今年は三番瀬でオオメダイチドリの十分な予習ができたおかげで見つけやすかったのかも。
しばらくはオオメダイチドリには会えないのかな?
春の繁殖羽のオオメダイチドリに会いに大授搦を再訪したい。
3日間無事に楽しく探鳥を終えることができた。
参加メンバーの皆さん、お疲れさまでした!
見聞きした野鳥(観察順)
鹿島市
アオアシシギ50
イソシギ
カワウ
ダイサギ
アオサギ
スズメ
チュウサギ
大授搦
カササギ
ダイゼン
ミサゴ
オグロシギ
オオメダイチドリ
計12種