印旛沼の近くに住んでいる鳥仲間のお誘いを受けて印旛沼で探鳥することになった。
前回訪問時は2016.7.16。
初めて探鳥する場所だったので、探鳥ポイントが分からずにずいぶん苦労した思い出がある。
鳥仲間に案内された場所は前回私達も探鳥した場所だった。
車外に出ると早速サンカノゴイの重低音の鳴き声が聞こえて来た。
鳥仲間の話によるとサンカノゴイの鳴き声はアシ原の奥の別々の場所から聞こえてくるとのこと。
2羽はこのアシ原に少なくともいることになる。
ただし、この時期とこの時間帯ではアシ原から姿を出すことはめったにないそうで鳴き声の鑑賞になりそうだ。
いつもの通り、オオヨシキリは元気にさえずっている。
この鳴き声を聴きながらオオヨシキリのメスがオスを選ぶ鳴き声の基準は何か?とふと考えてしまった。
音量なのか?回数なのか?抑揚なのか?単なる好みの問題か?
動画オオヨシキリのさえずり(⇦ここをクリック)
印旛沼の周囲のアシ原ではヨシゴイを普通に観察できる。
狭いアシ原でも数羽はいる感じだ。
特に目の前に広がるこのアシ原では数分置きにヨシゴイが右に左に目の前を飛翔していく。
凄い密度だ!
1996年頃、葛西臨海公園の淡水池でもこのぐらいのヨシゴイ密度があり、当時は興奮して観察したのを覚えている。
このヨシゴイ、たくさんいるのだが、姿を見ることは目の前を飛びながら通り過ぎる時ばかり。
じっくりスコープで観察したい。
ヨシゴイがアシなどに止まっている時は全身がほぼ褐色に見えるが、飛翔すると体の上面にかなりの範囲で黒い部分が現れる。
昔、初めて飛翔する姿を見た時に黒色に引っ張られて何の鳥か分からなかったことがあった。
この場を去るまでにサンカノゴイの鳴き声を何回も聴くことができた。
今回の鳴き声でも大きいと感じたが、もっと早い時期なら車内にいても鳴き声がハッキリ聞こえるそうだ。
帰り際、ここの名物、モモイロペリカンのカンタ君に挨拶に行く。
前回訪問時にはその存在すらも知らなかった!
漁船の上にくつろいでいる。じっとしていると置物みたいに見える。
ちなみにこのカンタ君、もともとは飼育個体で印旛沼には1994年から住み着いているそうだ。
見聞きした野鳥(観察順)
サンカノゴイ
ヨシゴイ
オオヨシキリ
セッカ
ウグイス
カルガモ
バン
カワウ
スズメ
アオサギ
ムクドリ
計11種