飯縄高原から奥社へ。
長野駅行きの帰りのバスの時刻が15時15分なので、ラスト2時間40分。
ラストスパート!というには長い気がするが、植物園内をぐるぐる回ってできるだけたくさんの野鳥を見ておこう。
「小川の小道」周辺にはミズバショウ鑑賞でにぎわっている。
そんな中でも木道のすぐ上でアカハラがさえずっている。
以下その動画。
アカハラの繁殖地は世界で本州・北海道・サハリン・千島列島を中心とした限られた範囲である。
したがって、アカハラのさえずりを聴くことのができるのは実は幸せ者?かも。
ゴジュウカラの鳴き声が遠くから聞こえる。
そういえばゴジュウカラは他の夏鳥探鳥地に比べて少ないような気がする。
この戸隠の野鳥の密度ならもっといても良いと思うのだが。
コルリポイントで朝観察できなかったクロジをしばらく待つが、声すら聞こえない。
今回クロジを見聞きしたのは朝の1回限りで、クロジの少なさが気になった。
それでもこの辺りが園内で一番野鳥が見聞きできる場所で、あちこち動かずに待っているのも良いと思う。
朝の探鳥で盛り上がったノジコポイントでは、サンショウクイがそばの枝に飛んできた。
だいたい木の上部に止まることが多いので、じっくり観察するチャンスは少ない。
戸隠では今回植物園を中心に時間帯を問わずサンショウクイの「ヒリリ、ヒリリ」という声を聞くことが多かったが、きちんと観察できたのは、この時だけである。
ノジコは今回は見聞きできなかったが、代わりにアオジが現れてノジコとの声と体の比較を楽しめた。
そろそろ終わりの時間が近づいて来た。
最後に観察する鳥は何か?
遠くから聞こえるカッコウだった。
今回は単独探鳥ということでアクセルもブレーキも踏んでくれる仲間がいないため、気の向くままに探鳥した。
ある時はF1ドライバーのようにコーナーを攻め、ある時は仮免許中の教習生のように慎重になったような、、、。
今回も戸隠そばを食べないで戸隠を去った。
見聞きした野鳥(観察順)
アカハラ
ゴジュウカラ
シジュウカラ
カッコウ
コルリ
ウグイス
クロツグミ
ヒガラ
サンショウクイ
アオジ
アカゲラ
キビタキ
ミソサザイ
エナガ
コサメビタキ
カワラヒワ
カルガモ
カイツブリ
コガモ
計19種