スバルラインで終点の5合目(標高約2300m)まで来た。
終点付近で探鳥をスタート。
目的は亜高山帯にいる野鳥だ。
外国人観光客でにぎわっている終点付近から少し離れると、さっそくメボソムシクイやルリビタキの声や姿を見聞きする。
ルリビタキは冬の間も横浜の都市公園でずいぶん見ているが、メボソムシクイは久々の再会だ。
メボソムシクイの「ジュリジュリジュリジュリ」という寂しそうな鳴き声は、亜高山帯のヒンヤリとした空気とマッチして好きな野鳥である。
深入りしない程度に周辺の登山道を下って針葉樹林の様子を見に行くことにする。
途中見晴らしの良い場所でホシガラスが横切るのを一瞬観察する。
あらかじめホシガラスの出現を意識しておけば、じっくり観察できたのに、反省反省。
徐々に下に降りて行き、針葉樹の広がる森の中に入る。
森の中ではミソサザイ、ルリビタキ、ヒガラ、キクイタダキの声がする。
そばにキクイタダキが近づいてきた。
キクイタダキはじっとしていることが少なく体も小さい(全長10㎝)ので、観察や撮影するのが難しい。
キクイタダキに続いて今度は同行者が遠くの針葉樹のてっぺんに止まるサメビタキを発見。
今回是非観察したかった鳥だ。
この付近で3年前、2年前とサメビタキを観察している。
針葉樹の高い場所を移動するのみで見やすい場所に来てくれない。
奥庭でも探鳥する予定なので、時間切れとなり道を引き返す。
先ほどのホシガラスを観察した地点を通ると、複雑で小さなさえずりが聞こえてきた。
声の主を探すと茶色の小鳥が小枝にいる。カヤクグリだ!
見聞きした野鳥(観察順)
メボソムシクイ
ルリビタキ
ホシガラス
ヒガラ
ハシボソガラス
ミソサザイ
キクイタダキ
サメビタキ
カヤクグリ
計9種