十里木から西臼塚へ。
西臼塚に向かう途中にある水ヶ塚に差し掛かると、雪を被った富士山が目の前に姿を表している。
急に写真を撮りたくなったので立ち寄る。
一昔前までは水が塚ではたくさんの夏鳥が観察されていたそうだが、最近はあまり話に聞かない。
それでも遠くからはコルリやアカハラのさえずりが聞こえる。
駐車場そばの針葉樹の上にさえずるアカハラを発見。
アカハラのさえずりをじっくり聞いてみると「キョロン キョロン ツィー」が典型的だが、「キョロン キョロン」で終わるケースも多い。
アカハラ観察を終えていよいよ西臼塚へ。
2015.5.4の探鳥の際にマミジロのさえずる姿をじっくり観察できたので、この時期は必ず探鳥する場所だ。
それ以降、何度も訪れているが、マミジロは観察できていない。
入口付近からコガラ、メジロ、キビタキなど小鳥の鳴き声が聞こえる。
しばらくは薄暗い針葉樹林の森を通る。
同行者の一人と小休止して向かい合って話していると、突然彼が「フクロウだ!」と叫んだ。
慌てて彼が見ている方を探すも時すでに遅し。
森に消えていったらしい。
どうやら私の背後を飛んだらしい。残念!
この針葉樹林はよく木の上の方からキクイタダキの小さい複雑な鳴き声をよく耳にする場所だ。
しかし今日は聞こえない。
地上付近はシダやコケが目立ち、倒木の上ではよくミソサザイを観察する。
今日も遠くから元気な声が聞こえている。
明るい疎林に出ると遠くからツツドリやクロツグミの声が聞こえてくる。
この辺ではアオバトの声もよく耳にする。
小道を進むと前方にアカハラがひょっこり出て来てしばらく観察を楽しむ。
そしてその先を登ると、臼塚という地名が付くように小高いこんもりとした台地があり、毎回この上で休憩しながら探鳥する。
マミジロを観察したのもこの場所だ。
マミジロ登場の淡い期待を持ちながら、ゴジュウカラ、キビタキ、アオゲラなどが次々と観察する。
しかし、例年に比べて野鳥の種類・数ともに少ないと感じた。
西臼塚は標高1200mにあるので、これから春が訪れる場所なのだろう。
2時間近く森をゆっくり観察したので、朝のコーラスを堪能した十里木の森に引き返すことにした。
今回のブログでは(も!)、「見たい!見たい!残念!見れなかった!」黄金パターンとなってしまいました。このマンネリを打開すべく、西臼塚で初めて見たマミジロ動画を添付します。
見聞きした野鳥(観察順)
アカハラ
コルリ
コガラ
ウグイス
メジロ
キビタキ
ヤマガラ
ミソサザイ
ツツドリ
クロツグミ
ゴジュウカラ
ヒガラ
シジュウカラ
アオゲラ
エナガ
コゲラ
ビンズイ
計17種
目撃談 フクロウ、アオバト、イカル