カワガラスのヒナがようやく巣だったので、日向薬師に行った。
到着して直ぐに川の流れの中で活発に動く幼鳥を発見。
カワガラスの親は全身が黒というよりはチョコレート色をしている。
一方、幼鳥は小さい白斑が全身にちらばり、羽縁の白が目立つ。
体型は尾が短く足が体の割に大きく見えてヤブサメのようだ。
この幼鳥、しきりに水際の石にこびりついているものを突いたり川底に潜ったりしてエサを探している。
さすがカワガラスの幼鳥。
すでに水を恐れない様子。
※動画でどうぞ。滝の近くなのでBGMは水音です。
確認画像
今回は2羽の幼鳥を確認。岩場の白い部分はフンの跡。これを見れば幼鳥の好きなポイントが分かる。
突然、幼鳥が大きな声で鳴きながら翼をバタつかせる。
翼に虫でも付いていて振り払っているのか?
その直後、黒い物体が瞬時に幼鳥に近づいた。
親鳥が幼鳥に餌を与えて来たのだ。
今回この動作を把握したので、給餌場面を動画に撮ることができた。
確認画像
親鳥がくちばしにくわえているのは何かの幼虫。
それにしても幼鳥の全身を使った必死のエサねだり。
あごが外れないか心配だ。
ちなみにカワガラスの好物はカワゲラ、トビケラ、カゲロウ等の水生昆虫やその幼虫などである。
親からの給餌だけでなく、自ら積極的にエサを探している姿はたくましく微笑ましい。
今は歩き回るだけだが、翼が成長すれば自由に動き回れて親離れも近いことだろう。
途中からもう1羽の幼鳥が見かけなくなったのが気がかりだ。
じっくりカワガラスを観察したので、さらに奥に進み、例年コマドリやミソサザイが観察できる場所に向かう。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)①②共通
カケス
ヤブサメ
ミソサザイ
カワガラス
アオゲラ
イカル
ヒヨドリ
ウグイス
オオルリ
クロツグミ
コマドリ
カワラヒワ
メジロ
センダイムシクイ
ホオジロ
ヒガラ
エナガ
計17種