2017年酉年の大晦日、隙あらば鳥見ということで、クビワキンクロ雌を観察するために新横浜公園へ。
小机駅から公園内に入る土手から周囲を見渡すと日産のスタジアムのサブグランドで横浜マリノスの選手が明日の天皇杯へ向けて最後の練習をしていた。
一際目立っていたのはボンバーこと元日本代表の中澤佑二選手だ。
やはり背が高く、リラックスしている雰囲気の中にもオーラが出ている。
この39歳のベテランの雄姿を撮らねば!
とシャッターを切るもどうも様子がおかしいので調べるとメモリーカードを家に忘れてきた!
初歩的ミスを大晦日にしてしまい、しばらく呆然。 ※皆さんも改めて気を付けてください。
元旦にミスするよりは良いかと気持ちを切り替えたつもりだったが、悲しいかなバックの中を何度も調べてしまった。
長池の前に立つとクビワキンクロ雌がちょうどタイミング良くこちらに向かって来た。
距離にして5mくらいか。
良いショットが撮れるだけに悔しい!
あまりに悔しいので拡大ズームで画面にあふれるクビワキンクロのドアップを連射してシャッター音の心地よさを楽しんだ情けない大晦日だった。
それにしても大晦日に横浜市内でクビワキンクロを観察できるとは!
新横浜公園では秋から大晦日までにメジロガモ雄、クビワキンクロ雌幼鳥、マガン、ホオジロガモ、クビワキンクロ雌成鳥が飛来しており、これも酉年のおかげか。
しばらく、ここで観察を続けてもよかったが、新横浜公園から鶴見川沿いに下流へ向かうコースも良い探鳥地なので、ちょっと足を延ばすことにした。
この時期の亀甲橋付近は木々のてっぺんの止まるチョウゲンボウ、川面ではキセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、タヒバリとセキレイ科4種が一度に観察できる場所であるが、今日はどれも観察できない。
ここから鶴見川沿いに草原が広がり、アオジ、ホオジロ、モズ、ジョウビタキなどが多いが、今日はアオジがパラパラと観察できるだけ。
更に進むと新羽の地下鉄車両基地付近に到着するも鳥の気配がほとんどない。
ここはベニマシコ、カシラダカ、ツグミが観察されることが多い。
冬の小鳥のあまりの少なさに戸惑いつつ、救いを求めて?川面を観察するも常連のキンクロハジロもホシハジロもカワセミもいない。
新羽大橋経由で東急大倉山駅に出て2017年の探鳥を無事終えた。
2018年1月13日15時の時点でクビワキンクロ雌を確認しました。水際の草むらに入って死角になることもあるので注意です。睡眠時に特徴あるくちばしを背中に隠している場合でも、ホシハジロ雌のように目の後方に涙が流れるような顔模様は見えることが多いので注目です。
見聞きした野鳥(観察順)
ツグミ
ムクドリ
ホシハジロ
コガモ
クビワキンクロ雌
オカヨシガモ
ハシビロガモ
スズメ
オオバン
カワラヒワ
ハシボソガラス
トビ
ノスリ
カワウ
キジバト
ホオジロ
ヒヨドリ
アオジ
シジュウカラ
モズ
ハクセキレイ
計21種