本日は午後から錦糸町で野鳥専門店ホビーズワールド15周年記念企画のカモメ講座を受講する。
せっかく東京に行くので、その前に不忍池で軽くカモ観察をした。
前回不忍池を訪れたのは10月20日で、飛来して間もないオナガガモとハシビロガモを観察したのだが、その後彼らはどうなったのだろうか?
前回と同様に弁天堂から入って池の周囲を一周するコースを採った。
弁天堂脇のハス池でさっそくキンクロハジロ雄、オナガガモ雌雌、ハシビロガモを観察。
上から見るとキンクロハジロは湯たんぽのような形に見えませんか?
体前方に日差しを受けるオナガガモ雄。やはり日差しの有無で体色に差が出る。尾がもう少し伸びると繁殖羽に完了。
不忍池は弁天堂を中心に3つの池があるように見えるが、上野寄りの2つの池はハスが水面を覆っているので、残る本郷寄りの池が池らしく広い水面となっている。
手前にキンクロハジロの群れ、奥にスカイツリー、右手奥に弁天堂が見える。
この池ではもっとカモがたくさん水面に浮いている光景を想像していたが、それほどでもなくキンクロハジロとカルガモの小群が観察した岸辺近くで休んでいるだけだった。
今回カモに変わって目を引いたのはユリカモメ達である。
カモメ講座に行く前だからユリカモメをじっくり観察して予習しよう。
ユリカモメは私達の近くにある柵の上に止まったり頭上付近を飛び回っており、その距離は2mくらいか?
ユリカモメでも雨覆の褐色斑が目立つ第1回冬羽と成鳥冬羽はすぐに分かるが、第2回冬羽の個体はこれらの個体と並ぶと違いが容易に分かる。
ユリカモメをじっくり観察と撮影をした後は、池の外周を回らず左に曲がって弁天堂に向かって進む。
途中の池の水際でハシビロガモ、オナガガモをじっくり観察できた。
上陸するハシビロガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中の個体
最近気になるハシビロガモをしばらく間近で観察・撮影できた!
新横浜公園でも長浜公園でもよい画像が撮れなかったので一安心。
帰り際、今回は前回観察したカワセミに会えないのかなぁと思っていたら、遠くからカワセミの声がする!
どこだ?どこだ?と探索すると遠くのハスの枯れ枝に止まっている姿を発見!
ここで時間となったので、探鳥終了。
カワセミを観察できて気持ち良く不忍池を去ることができた。
最後はスズメでお開き
その後、12時半から18時まで怒涛のカモメ講座を受けた。
講師はカモメ識別ハンドブックの作者である氏原 巨雄・道昭氏である。
日本で観察された全てのカモメを画像を見ながら識別解説する内容である。
講義の3分の2ぐらいは神経をとがらせて集中して聴講したが、密度の濃い内容に最後の方は頭が飽和状態となり、終了後もしばらくは頭がボ~としてしまった!
せっかくのインプットを活かすよう忘れないうちに銚子に行こう!と同行メンバーと誓って本日の野鳥活動を終えた。
見聞きした野鳥(観察順)
キンクロハジロ
オナガガモ
ユリカモメ
セグロカモメ
カルガモ
スズメ
オオバン
カワウ
ハシビロガモ
カワセミ
計10種